
ここではパソコンの組み立てや私がやってる「水冷」についての体験談等を掲載していく予定です。
*あくまでゲーム用のパソコンを組み立ててみようと言うコンセプトで進めています。
パソコンの組み立て
・組み立ての利点
そもそも、なんで面倒な組み立てをするのか?って所から。売ってるPC買えばいいじゃんって話ですが、組み立てにはそれなりの理由と言うか利点もありまして、
高性能/低拡張性
売ってるPCは「万人向け」で「壊れにくい」のが第一になってます。ですから重い3Dゲームを動かす目的で購入すると、意外と能力不足だったり、使わない機能が多かったり、1回も開かないソフトがバンドルされていたりします。自分で組み立てれば目標の性能のみを追求出来ますので、ムダを省いた構成ってのが出来ますね。
具体的に3Dゲームを追及した構成だと、
出来るだけ高性能
・グラフィック
・音源
・メモリ
・ハードディスク(容量はさほど必要ではありませんが、高速なもの)
・ディスプレイ
・マウス(付加機能より、DPIが高くて動作が精細なものを選ぶ)
・通信環境
さほど必要ではないもの
・DVD-ROMドライブ、RAMドライブ(最低限の読み込みが出来ればいい)
・USBポート(必要最低限の数があればいい)
・モデム(LAN環境で通信している場合、モデムは不要)
・プリンタ
こんな感じになります。
(ゲーム用の)パソコンを作るのに最低限買って来る必要のある部品
・マザーボード
・CPU
・メモリボード
・グラフィックボード
・ハードディスク
・DVDドライブ
・電源ユニット
・ケース
・ディスプレイ
・マウス
・キーボード
以上は必要。購入すべき規格はマザーボードの仕様で決まります。
水冷パソコンとは?
ゲームマシン特有の「悩み」
最近のPCはかなり高性能になっています。が、副作用として熱の問題が深刻になっています。高性能になればなるほどコンデンサーが熱を発生し、暴走しやすくなっているのです。
3DゲームはPCにとって非常に重いソフトで、フル回転状態がずーっと持続しますから、熱暴走の危険が高いと言えます。ですから、ゲームマシンを1から組むのであれば、この熱の問題を踏まえた上で準備します。
・空冷
1番簡単なのが大型/高回転のファンをつけること。最近のグラフィックボードは最初から大型の空冷装置がついている物があります。中には隣の1スロットを潰してしまう程大型のものもあります。
最も安価でメンテフリーな空冷ですが、ファンがぶんぶん回るってことはそれだけうるさくなりますので、その辺の対策も必要ですね。
ファンは直径が小さくなればなる程、甲高い高周波の音を出し、大きくなると腹に響く低周波の音を出します。風量を稼ぎつつ、騒音を抑えるには直径の大きいファンを低速で回すのが定石ですが、これはスペースの問題も生じますので、ケースを買う時にそれを踏まえて選びます。
・水冷
空気より液体の方が比熱の関係で吸熱効率がよいことを利用します。CPUに貼り付けた中空の銅版にポンプで水を循環させて熱を吸い取り、水路にラジエターを挟んでそこで排熱するってな機構です。CPUだけでなく、グラフィックボード等にも配管する事により、静かで熱の問題の少ないPCが出来ます。
但し、水漏れの危険があったり、配管やラジエターの分だけスペースを取ると言う欠点があります。
・油冷
ハードディスクやドライブなどの回転体以外全てを電気を通さないキャノーラ油にどっぷり漬け、油はポンプで循環して排熱すると言うバカみたいな方法での成功例もあるそうです。やるかどうかは本人次第ですが(笑)
・ペルチェ冷却
ペルチェ素子と言う、電流を流すと温度が下がる部品を利用してCPU等の温度を下げる荒技もあります。 ただ、これはやりすぎるとCPU温度が室温より下がってしまい、結露する事によりボードが濡れて、全てがパーになってしまう危険があるので、これの運用には注意が必要です。
管理人使用PCができるまで
これは組み立てた当時での話ですので多少ズレはありますけどご容赦を。
ゲーム用のパソコンを組み立てようと決めたら、そこから情報収集をします。勢いに任せて買い物に行くのはダメ。
それと目的を絞ってからにしましょう。私の決めたのは
・WoWを快適にプレイ出来る事
・水冷機構を入れて静音化すること。オーバークロックによる高速化はしない。
・その他は出来るだけ中古部品を流用してコストを抑える事
この3つを中心にしています。
組みあがったパソコンのスペックは
M/B:GIGABYTE GA-8N-SLI
CPU:Pentium D 3.0G
メモリ:512MB×4枚DDR?663
VGA:GeForce7800GT×2枚(SLIモード)
ハード:180GB流体軸受けSATA?
電源 :600W
ゲーム目的以外ではまず必要のないSLIを選択。これは2枚のグラフィックボードで1画面分の処理をする事で高速化を図ったものです。このパソコンを組んだ時に最も高性能なグラフィックボードはGeForce7800GTXだったのですが高いのでGTXの半値以下で買える1つ下のグレードのGTにしました。またSLIは電源を多く必要としますので、容量の高い電源ユニットにしました。
ハードディスクの容量は気にしない代わりに高速で寿命の長いSATA?の流体軸受けを選択。
OS以外のソフトを買わず、無料の物を必要に応じて追加していきます。
冷却関係
・CPU、ノースブリッジ、VGA2枚にLLCを精製水で約40%に希釈した冷却水を直列配管し、この4箇所をファンレス化します。今は引退なさいましたが、WoW上でのお知りあいに車のエンジニアの方がおられましたので、LLCについて教えてもらい、濃度を40%にしています。
・サウスブリッジ、ハードディスクはケース前面にある8cmファンの低速回転で空冷。もちろんここも水冷にする事は可能ですが、コストの面とハードディスクは交換するでしょうから空冷にしました。水冷は銅版を固定しますので1度設置すると外すのが大変です。
・メモリその他はケースと電源の12cmファンで後方に負圧をかけ、ケース前面から吸気/後部から排気して空冷にします。水冷とは言え、マザーボード自体に水を通すわけではないので少しだけ空冷はします。但しケースを選ぶ時に後面が12cmファンを付けれるケースを選んで買っておくのが吉です。
ケース、DVD-ROM等は古いPCのをそのまま流用し、コストを抑えています。
その1
まず最初に買い物から。まあその前にマザーの規格や値段を確認する作業の方が先ですけど。

買って来た物達。
・マザーボード
・グラフィックボード
・CPU
・メモリ
・ハードディスク
ケース等がないのでパソコンな見た目には程遠いですが...
マザーボードは店頭では規格の細かい所までわわかりませんから、1回店に行って型番と値段を確認しておいて、ネットで細かい仕様書を見てからが正解です。
あとメモリやハードディスクには「バルク品」と言うものがあります。これは要するに初期不良以外の保証がない代りに値段の安いB級品の事です。ハードディスクは名の通ったメーカーならバルクでもいいでしょう。メモリはバルクは出来るだけ手を出さない方がいいです。3DゲームはメモリがCPUより大事です。またOSやその他ソフトでは何の異常も見られないのにゲームの時だけ不正処理を起すバルクもあります。(これは相性なんでどうしようもない)。またデュアルチャンネル機能を使いたければ同じ型番のメモリが2枚必要になりますから、購入の時にご注意を。

パソコンのまさに中心であるマザーボード基板です。これに各種部品を繋げる事になります。サイズは規格があってATXと一回り小さいマイクロATX呼ばれる物があります。ケースや電源ユニットを選ぶ際の指標になります。
スロット類の配置はメーカーによって違います。このボードだと右上にメモリスロット。その隣がCPU。左下に各種ボード類をつけるスロットが並びます。拡張ボードが何スロットあるかで選択出来るケースもかわりますので注意。

またこのボードにはヒートシンク(放熱板。写真で金色の部品)が2つくっついています。それぞれの下にチップ(ノースブリッジ、サウスブリッジと呼ばれています)があって、それを冷却する役目があります。普通の組み方だとCPUにファンを取り付けますから、その風を受けて冷却するわけ。
ところが私は水冷化してCPUにファンをつけません。よってこの2ヶ所が冷却されませんから、ここにも水配管を通す必要があるわけですね。ですからさっさとヒートシンクを外してしまいました。チップが剥き出しの状態になりました。

次にCPUを開封すると...でかいファンがその殆どを占めています(手前の正方形のチップがCPU)。これがいわゆるリテールファンと言って、簡単に言うと標準規格ファンって事です。これだけの大型なファンとヒートシンクがないとCPUの熱を出せないんですね。

CPUをマザーに取り付ける作業はあっという間に済みます。注意は方向を間違えない様にするだけ。驚くほど簡単です。この表面に熱伝導用ジェルを塗って、放熱板を押し付けます。私は水冷用の銅製ヘッドをつけますが、普通に組むのなら付属のリテールファンとキットを使えばいいです。

次にグラフィックボード。開封してみて、その重さにびっくりしました。最近のグラボはこう言う大型ファンがないとやってられない程にクロックが上がってるわけですね。また写真では見えませんが裏側にも分厚い放熱板が貼り付いています。

ここも水冷に改造しますので、分解してヒートシンクとファンを外します。
その2

買い物第2弾です。電源ユニット、FDドライブ、12cmファンを買ってきました。

水冷は理論上は難しくありません。この辺は先日書いたとおり。CPUにファンの代わりに専用ヘッドを取り付けます。写真の穴の部分に水配管を繋げて冷却水を循環させるわけ。

グラボも同じです。ファンの代わりに銅製のヘッドをつけてやります。

ヘッドを固定し、マザーボードをケースに設置したら配管を仮設してみます。

熱帯魚の飼育にポンプを使う…らしいのですがとにかくそれ用のポンプです。

要するにポンプでヘッドとラジエターに水の流れを作ってやるわけです。
そうそう。水冷にすると言っても、空冷をゼロにはしません。マザーの他の部品(メモリなど)やハードディスクの冷却を考えていないからです。ですから買って来たファンをゆっくり(音が気にならない程度に)廻してやります。

中に通す水は精製水にLLCを混ぜたものです。
精製水はコンタクトレンズ使ってる人ならおなじみの物で、薬局で簡単に手に入る蒸留水です。水道水を使うと、カルキが凝固して目詰まりを起したり、冷却効率が悪くなったりしますので注意が必要です。
LLCはロングライフクーラントの略で、自動車などで使う冷却用の油です。防錆の役目もあります。また電触防止の効果もありますが、私の組んだ配管内の金属は銅と真鍮だけですのでその心配はありません。(電触:違う金属同士の間に水を通すと、電位差からイオン化が起こり、弱い方が溶ける現象)

冷却水を通して冷却機構は完成。水が漏れると大変な事になるので慎重に。
これまでに買い物以外で使ったもの
・園芸用針金
・水道管補修用防水テープ
・自己融着テープ
・瞬間接着剤
・バンソウコウ(笑)
日記はここで1番の山場「通電」に差し掛かります。
これがうまく行くかどうかがこれまでの作業の成果になります。
その3
結局配管工事で時間の大半を使ってます。普通に空冷で組むならもっと早く「通電」にまで行ってたでしょうね。
「通電」ってのは1番最初にパソコンの電源をONにして見る事。各種ケーブルの接続がうまく行っているかどうかの試験ですね。接続不良や変な接触があるとマザーが壊れてしまう危険もあるので慎重に。
この段階ではディスプレイなどはまだ繋いでいません。まあ繋いでもいいんですが、ちゃんと接続出来ていればピープ音がして、ファンが回転しますから。最初はその確認でOK。
でだ。私の水冷2号機は........
無反応
まあ覚悟はしてましたがつらいですね。無反応って。ま 火を噴かなかっただけマシとしましょう。
さてそこから原因を調べます。まずスイッチケーブル...ちゃんと繋がってる。マザーとの接続...問題ない。
電源ユニットとマザーだけの接続にする...と通った!。どうもドライブ類の電源接続でミスがあって、ユニット内のブレーカーが落ちてるみたい。
色々やってみて、グラフィックボードと電源を接続すると落ちるってとこまで絞込みました。がしかしこれは参った。水冷配管してるからバラすと言っても結構手間かかるしな...説明書にはろくなこと書いてないし...メーカーのホームページも覗いて見たが、FAQには「ケーブルがきちんと接続されているかどうか確認して下さい」って...あ そ。
途方にくれて...何となく(ホント何の理由もなく)PCI-Express用のケーブルを見比べると、端子の形は同じなのに、極数が違う!。PCI-Expressの電源ケーブルってユニット側とカード側が違うのね。初めて知った。
で入れ替えてスイッチON...
ピーッと言う起動音が!!
通電成功です。画面表示を見たわけではないのでまだ100%安心は出来ませんが、とにかく山場は越しました。
問題なければここからの作業はBIOSの設定、OSのインストールなど、ソフトウェアの操作になります。さて水冷機構はどのくらいの力を発揮してくれるでしょうか。
通電は成功しましたが、まだ画面を見ていません。さてさてどうなることやら

普通の組み方してる人はこんなことしなくてもいいんですが、ちょっとラジエターの位置が気に入らなかったので配管を1部やり直しました。本体の後ろの穴(PCIカードなどの穴ね)へホースを出し、関節を入れて上に曲げた上でPCの上にラジエターを置く感じにしました。高さで言うとポンプは床と同じ位置、ラジエターは50cm程上って事になりますが、空気抜きをちゃんとやってあればこれくらいの高低さは問題ありません。
でようやくBOIS画面とご対面...
写らない
もう泣きそう...今度は何が悪いんだ...ディスプレイケーブルちゃんと繋いでるのに...
あ...ディスプレイ側が抜けてる
見えなくて当たり前(笑)の状態を乗り越え、

ようやく画面表示とご対面。長かった...これが映ったら組み立て自体は完成。後はいわゆるセットアップの作業になりますので、組み立てとは違いますね。
一応BIOSを見て、認識されている機器を確認しておきます。CPU、メモリ、DVD-ROMドライブ、ハードディスク、全て正常。よしよし。
ここからOSをインストールしていきます。しかしSLIは初めてですし、マザーボードもグラフィックボードも
説明書全部英語(泣)
.........読めなくはないけどめんどくせー
一通りドライバ類のインストールも終わって、WoWが動くのも確認しました。定期的にカクっと止まるのが気になりますが...大体FPS60くらいで安定してます。まあこれ以上はサーバー側の要因かもしれませんね。
温度についてはBIOS測定値でCPUは30度/VGAは41度で安定。大合格点です。
オーバークロックは様子を見て少しずつやります。
1番気をつかった騒音については体感でほぼ無音にまで出来ました。CDを入れた時に騒音が起きる って感じです。
水冷3号計画その1
水冷2号はゲームを快適に動かすのをコンセプトに作っています。結局漏水ばかりでしたが(泣)まあ今は漏水もなく、落ち着いています。
今度のマシンはこれまでの反省と経験を生かし、「漏水に強い水冷」を目指します。
今までの漏水原因の殆どは温度上昇による加圧から1番弱いポンプの繋ぎ目から洩れたのと、接着剤で固定した部分から洩れている。つまり繋ぎ目をネジ固定出来、かつポンプ接合が接着剤ではなくスクリューになってるポンプを使えばいい。カタログを見たらドイツ製でいいのがあったので今度はそれを使います。但し値段も倍ですがね...
水冷1号でネットを見たりしているんですが
MB:GIGABYTE GA8IG1000Pro R2
CPU:Pen4 2.8G
RAM:512M×2
OS:WinXP Pro
VGA:RADEON9800pro256MB
HDD:120GB
DVD:IO DATA DVR-ABN4
ラジエター:Hardware Labs Black Ice Pro
Danger Den製水枕
ビデオキャプチャボードIO DATA GA-ADTV
と言う今では2線級マシン。こいつが持ってるデータを逃がしてからバラし、使える部品はそのまま流用します。ただ実際のところ、このマシンはケースとファン、HDD、ドライブ以外は流用出来ません。
・電源ユニットもPCI Express用じゃないと現代のマザーには合いません
・水冷部品等は完全にマザーボードに合わせたものでしかもホースが太い物用。水が良く流れるので効率はいいんですが筐体内が狭くなるのでもう細いホースだけにします。
作業用の物品調達
使い捨てゴム手袋:これ結構大量に必要。普通はいりませんが私は使います。バラす時に冷却水が出るってのと、組み立てる時にも重宝します。
ウエットティッシュ:これも大量に。赤ちゃんお尻拭きの様な厚手の物。冷却水を拭く為。
部屋の片付け、いらない段ボール等の処分:物を買って来る前にやるべし。これから箱やら袋やら説明書で一杯になっちゃうから。
工具の整理:ドライバー、レンチ等を1箇所に。電源ケーブルや外したネジを入れる小箱等も。
作業台の用意:筐体をあちこちから触るのでゴマ付きの小型テーブルと椅子があるといい。筐体を寝かせておけるくらいの大きさ。テーブルの下の段に工具をまとめるとナイス。
まずやらなきゃならんのが掃除。箱やらなにやら結構溜まってるし、ゴミを不法投棄すると捕まる時代なので実はこれが1番大変。
押し入れの中に突っ込んでいた水冷1号、2号を組むのに買って来た部品それぞれの箱、説明書、使えなくなったパソコンの部品、ケーブル類やフロッピーディスクなどなどの燃えるゴミやら燃えないゴミやら資源ゴミが大量にある。
・燃えるゴミは普通に出せる
・本、段ボール、発砲スチロールなどの資源ゴミは分別して回収日まで持っとく
・鉄くずも回収日まで持っておく
からいいとして、後はパソコンの基板とか電源ユニットなどの電気部品とディスプレイ等。中古パソコン扱ってる店に聞いてみたけどCRTはもう引き取ってくれないそうな。
パソコンなどの家電は通常のゴミ回収では引き取ってくれません。近くの電気店に電話してその辺を聞いてみると、TV(CRT含む)で約4千円、パソコン本体+付属品(ディスプレイ除く)で3千円程の処理費用を払い、処分を委託する事になります。ディスプレイなどは会社で引き取り手を探した所、運良く里親が見つかったのでカネかからずに済みました。
もっと細かく整理してたらフロッピーが大量に出てきた。ラベル見るとWindows3.1原版とか。ある意味お宝かも知れないが流石にもうあかんやろ。
調べてみるとフロッピーは「燃えるゴミ」になるんですな。一部アルミとか使ってるけど、カセットテープやビデオテープと同じ分類で、可燃物として出せる。
個人データを盗まれる危険があるなら読めなくすればいい。穴を開けるとか切るとか。大量にあって面倒なら油に漬けてから出すのも有効かも。
私はフロッピーのスライド部分がアルミなので手で取って(簡単に取れる)剥き出しになったフィルムにプスっと穴開け。後は燃えるゴミ行き。
水冷3号計画その2
次に新マシンのコンセプトをまとめてみる。
水冷1号、2号の反省点
・漏水(接合部、ポンプ本体故障)
・ポンプの振動が騒音になってしまっている
・筐体内が狭くなり、ハードディスクやサウンドボードの増設が出来なかった
・オーバークロックするほどの冷却能力はない
と言った点。漏水はポンプを変える事で対策し、振動も新しいアイデアがある。
問題は筐体内の配置。

ポンプの位置を筐体の1番下。ハードディスクの下の空きスペースに収めたのが間違いだった。でも圧力を発生する部分が1番下にあるのは水流を作るのには最もいいやり方なんですが、ハードディスクの交換が面倒になってしまった。まあ漏水した時に他の部品に水がかからなかったって利点もあるのはある。
これを踏まえて、水冷3号は水タンクのあった位置にポンプを設置し、タンクはもっと上に置く。ポンプからCPUに吐出し、そこからVGAに つまり逆方向に配水すれば水路がハードディスク近辺に行かないはずだから筐体内がすっきりするはず。
問題は漏水だけどこれもポンプの下にトレイを敷いてやり、被害を抑える形にして対策する。
ここまで踏まえてまず最初にやるのがマザーボード選び。こいつをどんな物にするかで全てが決まります。
私が条件に挙げたのが
・水冷1、2号の製作で慣れているメーカー(ギガバイト)製を使う
・CPUはIntelをチョイス
・SLI(ATI製で言うところのCrossFire)を使って描画高速化を図る
・もちろん水冷化
の条件をつけて選びます。ただ、今回、筐体や付属品等は水冷1号の状態をそのまま使います(一部水冷2号に移します)から、スロットの数などがある程度制限されます。ただ、情報を集めてみたのですが最近のVGA(グラフィックボード)は2スロット分を占有します。クーラーがそうなってるからです。ですから目指しているSLI構成だと4スロットを使います。
すると残りは2スロットですが2枚のVGAの間に1スロット分の開きがあり、そこはほぼ使えないので残りは1スロットです。しかも水路を組むとほぼ取り外しが出来ないと見た方がいいので、最初の組み立ての時に入れないとダメです。パソコンをどう運用するかを考えて、刺すボードを良く考えましょう。今の水冷1号にはキャプチャボードとSCSIボードが載ってますがさてどうすっかな。
水冷PCを組む場合は更に水路のデザインを練ります。当然マザー内のCPU等の配置で変わります。んで地図を描いてどんな間接を何個使うのかをまとめます。
ここまでやったら通販でないと入手出来ない物は発注し、直に買えるものは買いに行きます。
水冷3号計画その3
まず買い物ですが最近は通販が充実しているので便利ですね。仕事あると平日に店頭へはなかなか行けないですけど、通販なら夜に自宅で買い物出来ますから。
通販を利用する際に気になるのが個人情報の漏洩。ですから、どこの通販でもそうですが「代金引換(通称:代引)」で買うのが最も安全です。
これは品物を受け取る時に運送会社に代金を現金で払う方式。これだと貴方のカード情報を一切開かす必要がありませんし、銀行振込などだと詐欺になりますが現物と引き換えなので安全です。但し手数料はかかります。
また、私のオススメが「営業所留め」での発送。通常自宅の住所に送りますが、留守だと持って帰ってしまう(代金も払えない)のですが、ここで自分が帰宅する時に通る運送屋の営業所で止める様に依頼しておきます。代引で物を送ると、必ず電話で到着と支払い金額の確認が来ますから、その日の帰りに営業所に寄って支払いをし、商品を受け取ればいいです。まあ重い物の場合は別ですけどその辺は調整で。
水冷関係は部品の殆どが外国製。国内ではまだ組み立て水冷は敷居が高く、なかなかないです。なのでどうしても通販になります。昨日大体の水路図を決めた(筐体が目の前にあって、狙ってるマザーの配置はわかってるから)ので水冷部品だけ先に発注しました。
水冷1号の筐体を使うので、新たに購入するのはマザー、CPU、メモリ、VGAボード、電源だけでいけます。ハードディスクは規格が同じ。あとはファンを増やすくらいですがその程度ならすぐ買えますからね。
水冷3号計画その4
さて少しずつパーツが集まり始めたので、それにあわせて作業を始めます。

・使い捨てゴム手袋
・トイレットペーパー
・灯油ポンプ
・タッパ
使い捨てのゴム手袋は必須。水冷ですからLLCを扱います。これって油ですからね。
トイレットペーパーもLLC対策。ティッシュ程度では間に合わないし、雑巾などは油まみれになるのでもったいない。
灯油のポンプは100円以下で買えますけど、吸い込み側を短く切って使います。LLCの補給、水抜きに。
タッパは抜いたLLCを受ける為。油まみれになるのでそのつもりで専用として買って来た方が正解。

水路の間接です。プラグインと言ってチューブを差し込んで使うので全体がすっきりします。もちろん刺したチューブは抜けない様な工夫がなされています。
ネジになってるやつは各部品との接合用で、両方が差し込みになってるやつは90度曲げる為の間接です。チューブはゴムなので間接いらないんですが、チューブは曲げると潰れる性質があるし、回転半径がかなり必要ですから、間接入れた方がすっきり出来ます。
これらをいくつも組み合わせて筐体内に水路を作るわけ。水冷2号もこの間接で組みましたが、計算間違えてて追加で買って来たりしました。今回はどうでしょうか…

思いっきり影になってますね(泣)。新しいポンプです。これまでは熱帯魚の水槽に使うポンプを使っていましたが、今回はパソコンから電源を取る、つまり水冷専用ポンプを使います。
大きさの比較対照がないですが今回チョイスしたのは6cm四方くらいです。
そのままではプラグインが使えませんので専用パーツと交換してプラグイン式にします。

こんな感じになります。

さて次に水冷1号の分解です。
太いホースを関節を使わずに配線しているのであちこち曲がってます。
これは私の発想なんですが5インチベイの1番下が水タンク、ハードディスクの横の空きスペースにポンプを収め、そこからCPU、VGA、ラジエターを通ってタンクに戻る構造です。ラジエターは本体背面に金具で固定してます。
古い構成ですがそのかわり単純で作業しやすく、漏水もポンプ周り以外一切ないなかなかの名機ですがついにお役御免です。

慎重に水抜き。壊してはいけない部品が多いので慎重に。
手前の黒いのがポンプ。熱帯魚の水槽に使うやつに接着剤でチューブを接続出来る様にしてます。それだけにパワーがあります。
ポンプのパワーがあると冷却水がその分速く流れ、熱を吸いやすくなります。そのかわりラジエター内も速く流れるので熱が下がり難いのですがね。今度のポンプはこいつの半分くらいのパワーになりますから遅いですから、ラジエターの効率は上がります。

マザーだけになってしまうと後はもうビスを外すだけ。

これでマザーが取り出せました。こいつは新しいマザーと交換し、筐体はそのまま使います。
ファンなども流用しますが、今度のマザーやVGAは発熱量が多いので、もっと回転数の速いファンを追加して、騒音はファンコントローラーで調整 と言う形を取らないとだめ。
CPUに使うファンからの風でマザーなどが冷える様になっていますが、水冷はそれがないので、他の方法でボードやチップを冷やす必要があるからです。

次にタンクとポンプを配管で繋ぎます。今回はタンクやポンプが小型なのでコンパクトにまとまります。
ポンプは吐出側と吸入側が決まっているので間違えない様に。私は向きや方向をあれこれ試行錯誤してタンクからポンプへのルートを180度曲げる形にしました。
間接とねじだけなのでここまでで接着した部分はなく、またこの後も接着するところはないのですが、タンクの背面だけ気になった(プラスチックだから)ので、不必要ですが接着剤で埋めました。

このタンクも海外製水冷パソコン専用部品で、5インチベイにすっぽり収まる様になっています。色んな形式のタンクがありますが、私は水位が見えるこのタイプが好きなので選びました。
タンクについてはもう1つ、熱膨張対策を忘れずに入れます。これは夏場になると水や空気が膨張し、配管が密閉していると1番弱い部分が破裂して漏水すると言うもの。
対策は簡単で、空気穴を確保しておけばいい。これはタンクの注水口に工夫すればいいです。

水冷1号と2号はタンクから真下に配管していましたが、今回はここからCPU方向に配管するので下には行きません。んで下にあるドライブ類が交換しやすくなるはずです。またこれまでタンクだけだったスペースにポンプも収納出来たのでこの点も段違いの成長でしょうね(笑)
水冷3号計画その5

週末なのでショップ行ってきました。今回手に入れたのはマザーボード、CPU、電源ユニットなどなど。一番大事な部分が週末に手に入ったのでがんばって作業します。

マザーボード内の配置はどれも似ていますが、メーカーによって性格があります。
今回選んだマザーはメーカーが水冷1号と同じギガバイトなので、CPUだけでなくノースブリッジ、サウスブリッジ等の位置もほぼ同じです。
このモデルはヒートパイプで連結したヒートシンクを各所に配置し、空冷する様になっていますが水冷化する私には不要。それどころか、その辺を冷却する方法を別に用意しないとだめって事です。 今回はこのヒートパイプをケースファンの風に当てて空冷しようと思います。

水冷化しないならこの作業は不要ですが、ノースブリッジも水冷するので予めついているヒートシンクが邪魔ですので外します。ただ、それ以外の箇所を冷却している部分は後で戻します。

水冷用のヘッドをクーラーの代わりに固定します。
銅製で中空になっていて、冷却水が循環する様になっています。すべてプラグイン間接を使って中が狭くならない様に目指しますがどうしても配管分だけ狭くはなります。

ポンプからCPU>ノースブリッジまでを配管。
ここから先はノースブリッジ>VGA>ラジエター>水タンクと言う流れにします。まだVGAが入荷していないのでとりあえずはここまで。

マザーを筐体に固定したら最初にケースのスイッチ類と接続します。他のケーブルを繋ぐと邪魔でやりにくいのでこの作業先にやった方がいいです。

火曜日はメンテ落ちなのでちょいとがんばって作業します。
まず散らかった道具類をまとめておきます。これを途中でやっとくのとやっとかないのとでダンチです。
まー実は今日の作業終わった段階でまたとんでもなく散らかってしまったわけですが…
組み立てには一般的なドライバー(主に+ドライバー)があれば十分ですが、水冷PCの組み立てにはモンキーレンチが必須です。

グラフィックボード(VGA)、メモリ、ハードディスクを買って来ました。これであと揃ってないのはラジエターやこまごまとした部品だけになりました。

このVGAは1枚で2スロット分を使います。その分の厚みを持ったFANがついています。それだけ排熱能力が必要と言う事ですね。
こう言うボードのFANは直径が小さく、回転するとキーンと言う音を出します。水冷化の目的はこれらのFANを使わない冷却を行う事にあります。

FAN部分を分解して変わりに水冷ヘッドを装着します。
VGAは大きく分けてGeForce系とATI Radeon系の2種類があります。ボードのデザインは同系なら似てますが、VGAコアの周りにチップが配置されています。出来る事ならこのチップも冷却したい所です。

2枚同じ様にしてからマザーに刺しこみ、配管を通します。使用した水冷ヘッドが給水側と排水側の指定がなされていた為、配管が斜めになっています。
水冷2号のマザーは2枚のVGAの間が狭くて(水冷3号のマザーは1スロット分離れている)配管に苦労しました。この様にマザーボードによっても配管方法は変わります。

水冷1、2号に比べたら格段にすっきりした内部に仕上がりつつあります。これでタンクからVGAまでは通りました。ここからラジエターを挟んでタンクに戻る配管で終わり。
ラジエターは輸入物ですが予定では木曜には入手出来る。全体的に予定より1日早いペースで進んでますがあくまでも通電までの予定。OSやらドライバやらはまた別ですからね。それにファンも買って来ないと...

ラジエターが手に入ったので最後の配管作業を行います。一緒に配管部品の不足分も買い足して来ました。写真にはありませんが12cmファンとケーブルもあります。

各部を巡って熱くなった冷却水がここに廻って来ます。そこで12cmファンの風を当てて放熱し、元のタンクに戻す仕組みです。理論的には車と同じです。
ラジエターの能力はその大きさに比例します。私が買ったのは12cmファン2つを横に並べた面積になりますが、もっと大きなものも存在します。ただ、筐体の上に据え置く予定なので、あまり大きくなると他に何も置けなくなるのでこの大きさにしました。

つまりこのラジエターはファン2列4枚までつけられます。カゼを吸って更に吐く感じ。電源はファンコントローラーから取って、状況に応じて回転数を変えようと言う狙い。

配管が終わりました。今回新しいアイデアとして排水口をつけています。
配管があまりにもがっちりしてタンクまで固定されているもんで、今度排水する事を考えた時に、外した箇所からどばばって事になるのは間違いないので、最初から水路を枝分かれさせ、そこにバルブを取り付けています(1、2号はタンクを動かしてその給水口から水を抜いています)。位置は水路の1番低い位置つまりVGAの下。

いよいよ注水。3号機にして初めて(笑)漏水ゼロ。完璧です。
今回、電源をマザーから取っているので、注水の際に通電もやってみたのですが、「ピ」っと音がするところまでは確認しました。何らかのエラーがあるとその後違う音がするんですが、それもありません。BIOS画面見るまでは安心出来ませんが電装も旨くいけてると思う。
この状態で1晩放置しましたが漏水なし。配管は完璧に出来ました。
この後ファンなどを繋いでBIOS画面とのお見合いですが水冷2号を組んだ時の反省が効いたのか1発OK。
これさえ見えれば組み立て作業自体は完了。ここからはソフトのインストール作業になります。
水冷3号諸元
マザー:GIGABYTE GA-X38-DQ6
CPU:Pentium Core2Duo 3.0GB
メモリ:DDR2FSB866 1GBx4
VGA:Radeon HD3870 512MB 2枚をCrossFire構成
電源:850W
HDD:SATA2 180GB/120GB/500GB
OS:Windows XP64bit
水冷2号漏水 その1
2009年11月初旬に起こった水冷2号の漏水の記録です
筐体を閉めているとなかなか気付き難いのですが、水路に欠陥があるとこうなります。

問題があったのはグラフィックボードからノースブリッジへ水が流れる部分。当然ですが水は上から下に流れるので、下側にある2枚目のグラフィックボードが影響を受けています。

グラフィックボードが2枚なので水の入口、出口あわせて4つの接合部がありますが、右上から漏水し、その下のボードを濡らしています。

冷却水はLLCを希釈した物ですが、こうなるともうダメ。無水エタノールで洗浄してみましたが手遅れでした。
水路を組み立てるのにプラグインと言うタイプのチューブを使用しています。これが一番すっきりするからですが、組む時にコツがあります。ちゃんと出来ていれば漏水はしません。
あと、全体を密閉しない事がポイントです。空気穴を確保しておく事。これをしていないと夏場に全体が膨張して、行き場のない圧力が水路を壊してしまうからです。
水冷2号改修計画 その1
なんとか漏水のダメージから復旧した水冷2号ですが、結果的にグラフィックボードが1枚とパソコンの前面USBポートが死んでしまいました。
我慢して使うかグラボを新調するかの選択ですが、水冷パソコンは水路をがっちり組んでしまうので、部品交換が非常に難しいです。
例えばグラボで言うとGeForceとRADEONでボードのデザインが違うので、水冷部品も違うんです。また最近ではコアチップが2つもあったり(冷やす部分が2つに増えた)しますので、交換も一苦労です。
そこでここはもう思い切ってパソコンのケースを含めて大幅に換える事にしました。水冷2号の部品を流用していますが、パソコンとしての主要部品は新しいものに換えています。
ですから新規にパソコンを組むのとほぼ同じ作業になりますので、日記にしておこうと思います。水冷改造をしますので通常のやり方と順序が少し違いますが何かの参考にでも。
*これを組み立てた2009年12月時点での話です。ご注意下さい

当然ながら買い物から。とは言ってもネットで情報収集をしてから出掛けています。パソコンは規格で使えるものと使えないものがはっきり違うからです。
基本はマザーボードの規格を調べる事から。特に大事なのが使えるCPUの種類、メモリの規格、グラフィックボードの規格。この3つは最低でも調べておきましょう。
CPU:Corei5、i7、Athlonなど、どの規格のCPUが使えるか。CPUの規格はクロック周波数だけではないので、メーカーHPなどで詳しく調べること。
メモリ:メモリ容量、転送スピード、デュアルチャンネル、3チャンネル等の規格。
グラフィックボード:接続口。最近だとPCIExpressが主流ですが、それもバージョンが違う。PCIExpress2.0とか2.1とか。また速度もx16なども。

今回はケースを新調しました。ショップやネットで色々見たんですけど、最近は電源ユニットを下につけるタイプが主流の様ですね。確かにこの方が効率がいい。
が、実はこれはかなり冒険をしています。電源ユニットが下にあると言うことは、今度このケース内で漏水したら今度は電源ユニットが死ぬことになりますから、大惨事になる危険があるからです。私は電源の上側に防水加工を施しておく予定です。

筐体の後ろに水冷用のチューブを出す穴がついていました。最近は水冷が段々メジャーになってきたみたいですね。

上と下にもファンをつける穴が。これだけ廃熱対策をしないといけない時代なんですね。水冷パソコンの場合はファンを減らすのが目的ですが、空冷でそのまま組む際にはケース選びも慎重に。12cmファンを使える穴が沢山ついているケースは空調に気を使っている良品と言えるでしょう(8cmだと小型でいいんですが、その分騒音がする)

今回もマザーはギガバイト製にしました。もう慣れたもんです(笑)が、今回のマザーはノースブリッジとサウスブリッジの空冷が厳重です。相当の熱が出るんでしょうねぇ…まあそれについては腹案があります。
マザーをケースにつけるのを1番最初にすべきですが、必要な部品がまだ揃ってないので後回しにします。
ちなみに一般的な(空冷の)パソコンを組み立てる順番は
1)マザーボードにCPUを装着する
2)CPUにクーラーを装着する
3)ケース裏面にマザーボードに付属のIOパネルをつけてから、マザーボードをケースに固定する
4)ケースのスイッチ等のケーブルをマザーボードに接続する
5)ケースに電源ユニット、ドライブなどを装着する
7)ケーブル類をマザーボードに接続する
8)メモリボード、グラフィックボード等を接続する
大体こんな感じですが、水冷パソコンだと
・空冷部品を分解する
・水冷水枕をマザーボードやグラフィックボードに固定する
・水路を組む
てな作業が必要です。殆どの水枕はマザーボード裏面からビスで止めるので、ケースに固定する前にやる必要があります。逆に言うと水枕を交換したければマザーボードをケースから外す所まで分解しないとダメと言う事です。

グラフィックボードを横からみた写真ですが銅製のヒートパイプが見えるでしょうか。まさにCPU並の冷却装置です。水冷2号のラジエターでいけるのか心配になってきました。

まあこれも当然外します。水冷ヘッドが届いたら装着します。
水冷2号改修計画 その2
今回の作業は実際に設置してから必要な部品を選定し、発注と言うやり方ですので時間がかかりますが、失敗が少ないのでそうしています。

まず水冷2号をばらします。今回は廃棄ではなく改修で、使用する部品が結構多いので慎重にやります。水冷パソコンをばらす時には排水からやるんですが、予め排水口を作ってあったのが功を奏して思ったよりスムーズでした。

電気配線を全部外し、配管だけになると結構綺麗に見えるもんです。マザーボードは交換します。必要なのは水冷用の水枕や接合部品の数々です。

注文した新しいグラボ用の水枕などが到着したので作業を進めます。
新しいグラボについている空冷部品を取り外します。最近のパソコンの廃熱部品の多さには驚きです。それだけ熱がすごいと言うことなんでしょうけどね。

グラボのファンを外し、代わりに水枕を装着します。

マザーボードで冷やす必要があるのはノースブリッジ、サウスブリッジの2箇所ですが、今回は専用水枕が手に入ったので更にCPU周りのチップを冷却するヘッドを取り付けています。CPUのファンを取り外す事により、周りのチップに風が行かなくなると言う欠点がありますので、こう言う部品も必要なんですね。

ですがここで1つ問題が。チップ用の水枕のネジが緩く、しっかり固定出来ないと言う不良が見つかりました。物が外国製ですからこれはちょくちょくあります。私自身、経験した初期不良はこれで3件目になりますね。
これは初期不良と言う事で無料交換の手続きに応じてくれました。ただ、到着までまた日数がかかりますので、それまでここから先の作業が出来ないと言う…
水冷2号改修計画 その3

交換品が届いたので作業再開です。水枕を全て装着した所です。ファンが1つもありませんでしょ?これが目的なんです。
通常ならCPUとグラフィックボードにファンがついていて、冷却するわけですが音がしますから。
ここから水枕に1本道になるように水道管を繋げていきます。

水枕をつけたらマザーボードをケースに固定します。そしたら次にケースの電源スイッチや前面USBケーブルをマザーボードに接続します。他の事を先にやるとケース内が狭くなるので繋ぐのが難しくなりますから。

一部の部品が届いていないので完全ではないですがほぼ通りました。長さの目測を間違ってチューブが曲がっていますが(笑)。
しかしここまでコンパクトになっているのはグラフィックボードからの接続が上下方向に向いているからでしょう。
しかし漏水したら今度はかなりまずいので力一杯チューブを繋いでいます。

次に使うのはこれ。これは「リレーキット」って言うんですが、パソコン組み立てや電源の検査に使うものです。
パソコン用の電源ユニットはマザーボードに接続し、マザーの電源ボタンに連動して電源が通る様になっているんですが、裏を返すと「マザーボードに繋がないと電源が入らない」んです。
そこでこいつを代わりに繋いで、マザーに繋がっているフリをさせるわけ。

クッションを下に敷いてやれば終わり。これで電源ユニットについているON/OFFで電源を入れられますので、ポンプやファンの点検が出来ます。この電源ユニットはもう容量不足って事になりますので、検査専用として使う事になるかな。

新しく用意した心臓部です。水タンクからポンプで水を吸って、最初の水枕に圧力をかけ、タンクに戻って来ます。揚力不足対策でポンプを2つにしていますが多分要らないでしょう。片方を予備にしようと思います。

早速さっきの電源ユニットを使ってポンプのテストをしました。するとここで漏水。ネジ止めした時にゴムがズレていた様です。ホントに試験してよかった…

これで水冷部分は完成です。後は給水してポンプを回しながら空気を抜いて水が循環する様にすれば完成。
水冷2号改修計画 その4

やっててよかった試験運転。アクリル板でポンプを2連装にする仕組みなんですが、そのアクリル板から漏水しています。やれやれです。

ほんのちょびっとなんですが…時間が経つとこれが広がって、最終的にはゲ○の様にまけてしまうのでね。これも初期不良です。

交換品が届いたので試験して問題ない事を確認してから、組み付けて注水。空気抜きが大変でしたがなんとか完成しました。30分程様子をみましたが漏水なしで良好。このまま数時間放置して様子を見て、それでも漏水していなければ合格です。
電源ユニットはマザーに繋がっていないので基盤には全く電気は流れてません。まあどちらにしろこのユニットでは容量不足なので使えませんしね。
後はケーブル類など必要な物をリストアップして買出しに行く段階です。ここまで出来れば水冷としての作業は終わりで、普通のパソコンを組むのと同じ作業になります。まあ電源を入れてBIOS画面を見るまでは安心出来ませんけどね。

後はハードディスクなどの部品を接続して完成。水路以外は普通のパソコンと全く同じです。
今回組んだシステムだと5インチベイを2つ、水タンクとポンプの為に使っていますが、もちろんベイを使わないやり方もあります。それは個人の好みで。もちろんケースの大きさによる部分もありますけどね。

ディスプレイを繋ぎ、パソコンの電源を入れてBIOS画面が映れば成功。電気関係は正しく繋がってると言う事になります。まあこの後熱暴走したりハードディスクが反応しないとかの問題は別ですけど(笑)
今回のマシンは冷却水がノースブリッジ&サウスブリッジ>CPU>チップ>グラフィックボードと流れてラジエターで冷やされ、タンクに戻ると言う流れですがCPUの温度は40度前後で安定。合格です。
水冷5号計画 その1
ココ最近、水冷3号の調子が悪い。起動後直ぐに固まってブルースクリーン。内容なメモリエラー。何回か起動すると直るんですが、根本の解決になっていませんね。
これは恐らく、今年の夏の暑さでメモリがやられたんでしょう。水冷3号のマザーは2007年に発売されたギガバイトのGA-X38-DQ6ですから8年ですね。まだ行けると思うんですがね。。。
これまで組んできた水冷パソコンの経験から、水冷PCを選ぶにはケースから!と言う持論ができている(笑)ので、使えそうなケースを探していました。
ラジエターの大きさが排熱能力になりますから大きければ大きいほどいいんですが、当然値段が。。。
なんて考えながら帰宅し、水冷3号を立ち上げると、エラーもなく絶好調。なんなんだ。。。
昨晩、普通にパソコンを起動したら。。。水冷3号がフリーズ。その後再起動で復帰しましたが。。。これはまずい兆候ですね。
水冷5号計画 その2
と言うわけで真剣に水冷5号計画を進める事にしました。とは言え、希望通りのパーツを揃えると恐らく30万円以上になってしまいそうなので、引き締めて行きます。
・一番時間がかかっているのが、動画をエンコードしてDLNAサーバーに置く部分です。エンコードはCPUの速度と性能(マルチスレッド等)に左右されるので、CPUは妥協しません。
・マザーボードとCPUの規格は8月初旬に店頭に並んだLGA1151を避け、1つ前のLGA1150規格にします。
・この規格だとメモリはDDR3になり、水冷3号のDDR2とは互換性がありませんが、水冷4号とは同じです。4号で認識出来ずに交換した4GBメモリがあるのでこれを使ってみます。ダメなら2万5千円かかります。
・グラボは手に入る水冷ヘッド(水枕)の規格から逆に選定。そうすると選択肢が限られますがGeForceGTX970になります。
・但し、グラボ+水枕が高いので今までのマシンの様にグラボを2枚載せるのを止めます。特にゲームをしようと言う予定はないし、水冷4号でもまだ何とか現代のゲームに耐えられそうだからです(最高画質は無理)。これで水冷パーツとグラボ6万円を削除。
・ケースは水冷3号に使っている物では小さすぎるので新調せざるを得ません。置き場所に余裕はあるのでフルタワーにします。
・水冷用のポンプ、リザーバー、ラジエターは基本的に水冷3号から移植。但しCPU用は規格が違うので新調。
・ですがこれではラジエターの能力が足りないので、今水冷3号に使っている240サイズ(120センチファン2枚分の面積)に加え、水冷4号で失敗してそのまま倉庫の肥やしになっていたもう一つの240サイズラジエターを増設します。これだけあれば十分でしょう。もしラジエターを新調した場合、2万円くらいかかります。
・他に水冷3号から流用するのはハードディスク、電源ユニット、12センチファン。後はディスプレイやスピーカー等はそのまま。ディスクドライブは。。。付けなくてもいいかな。
。。。とこんな感じです。次にこのコンセプトを元に予算を組んで行きます。
水冷5号計画 その3
・CPUは妥協せず一番上の物
Core i7 4790K BOX 41,970円
・マザーボードは水冷ヘッドが最初からついている物でLGA1150規格と言う条件で選択
Z97 XPOWER AC 38,620円
・メモリは水冷4号からのお下がりですのでゼロ円ですが、もし新調した場合
DDR3 PC3-12800 CL9 8GB 2枚組?2 25,200円
・グラボは手に入る水冷ヘッド(水枕)の規格から逆に選定。
水冷ヘッドEK-FC970 GTX WF3 18,602円
グラボGIGABYTE GV-N970G1 GAMING-4GD 45,791円
・ケースはラジエター2つが内蔵出来、かつマザーボードの大きさE-ATX規格に対応したものThermaltake Core V71 19,271円
・水冷用のパーツで新調しなければならないのはCPU用の水枕
EK-Supremacy MX 9,075円
・その他水冷用チューブ、関節、フィッティング(接続用ネジ)等で1万円
合計してみましょう。。。。183,329円。最初の計画からずいぶんダイエット出来ました(笑)
もし水冷パーツやその他パソコンパーツをゼロから全部揃える場合、他に
リザーバー一体型ポンプ
D5 Dual Bay Reservoir/Pump Combo V2 16,964円
ラジエター
ピンきり。それでも2万円前後必要
電源ユニット
これもピンきりですが2万円は欲しい所。
ドライブ
これはブルーレイで1万円前後
ハードディスク
安くなりました。1万円出せばお腹一杯。SSDにしたいけどそこは我慢。
ここまででディスプレイ、スピーカー、マウス、キーボード以外は揃いますね。合計すると26万円也。
ここまで来たら最後まで計算?はいはい(笑)
ディスプレイ
でかいのがいい。27インチで2万3千円
スピーカー
ディスプレイ内蔵で我慢。お金出来たら1万円
マウス
これは安い。5千円以内
キーボード
これも安物で。2千円
ここまでで。。。29万円。どうですかお客さん!(謎)
兎に角水冷5号の予算は18万円から19万円って所で決まりました。
水冷5号計画 その4

まず、予備として保管してあった古いラジエターをチェックします。
これは幅120mm縦240mm厚さ30mmで、以前使っていたんですが能力不足で取り替えていた物です。今度のケースはでかいのでこのラジエターも活用します。

片方の穴から冷却水を入れて指で塞ぎ、よく振って反対から排水。意外と汚れていませんでした。冷却水に防サビ効果があるので、錆てはいない様です。
今はL字フィッティングがついていますが、これは交換可能です。
水冷5号計画 その5

今回は作業台も用意しました(笑)
ワイヤーシェルフの余った部品を組み合わせて作ったワゴンです。腰くらいの高さがあって、普段はワゴンとして使っているんですがこいつはかなりの重さに耐えるので、今回作業台にします。

通販のいいところは自宅まで持って来てくれる事ですね。わざわざ車を走らせて買いに行く時間も不要ですし。
安い所をあちこち探した結果、一度に数件の宅配便が同時に届く事になりました。宅配ドライバーさんゴメンナサイ。でもまだマザーボードが届いてないの。。。。

まだ揃っていませんが、出来る部分から少しずつやって行きます。
まずケースです。今回選んだケースはフルタワーなのでかなりデカイです。でも水冷用としては小さい(笑)。

バラせる部分は全部バラして横倒しに作業台に。まぁマザーボードがないと出来る事は少ないんですが、まず予備のラジエターをケース前面に固定。ケース前にあるファンからの風をこいつに当てて冷却します。

本当ならもっと大きなラジエターを使うべきなんでしょうがお金が。。。。
水冷5号計画 その6

次にグラボを水冷化します。今回はグラボ専用の水冷ブロック(水枕)を選択しましたのでバッチリです。

数年ぶりに新調したグラボですが。。。デカイですねぇ。30cmあります。ファンも3連とかどんだけ熱スゴイんだ。。。

水枕をファンの代わりに装着し、枕に冷却水を通して熱を奪い、ラジエターで排熱して再び水枕に戻すと言う理屈です。

慎重にファンを外します。重いです。放熱板が。

水枕を装着し、グラボの水冷化は完了です。
水冷5号計画 その7

マザーボードが届きましたので続きをやっていきます

ケースを寝かせてマザーボードを固定します。ちなみに、このケースはCPUの裏側が開いているので、マザーボードをつけたままでCPUが交換出来るようになっていますから、CPUを先に付けても後からつけても問題ありません。

CPUももちろん水冷化しますので、ファンの代わりに水枕を固定します。

裏側の金具水枕に付属の台座に交換

その台座を使って水枕を固定します。この穴に冷却水を循環させるわけです。

次にマザーボードのコネクターとケースのコネクターを繋ぎます。これをやらないとUSBや電源スイッチが反応しません。これはマザーの説明書とケースの説明書をにらめっこするしかないです。でもケースについているスピーカーとマイクの端子はどうやってもマザーに繋ぐ事は出来ませんでした。使わんけど(笑)
グラボを所定の位置に接続して取り敢えずここまで。ここから先は水冷3号をバラさないと無理みたいですね。
水冷5号計画 その8

さてついに水冷3号をバラします。今まで8年間ご苦労様でした。このパソコンは非常に安定していて、水冷4号が何度もトラブルに見舞われた間も元気に動き続けてくれていました。

普通のミニタワー型の筐体に水冷を押し込んだわけで、かなり混雑していました。

容赦なくバラして行きます。但しハードディスクなどは流用しますので慎重に。

水も抜いて配管もバラしました。使える部品は残し、後は燃えないゴミです。残念ですが8年も経つと骨董品にもならない。

綺麗さっぱりなくなりました。筐体も基盤が残っているとパソコンとしてリサイクル料金取られますが、箱だけになってしまえばただの鉄クズ。マザー等は会社で処分してもらいます。

さて水冷5号を作業台に戻し、まず電源ユニットの移植。値段の高いケースですから、ケーブル類を反対側に逃せる様になっています。

ポンプの位置は偶然ですがいい場所を見つけました。そもそもは一番上の空きスペースを予定していたんですが、ポンプから漏水した場合に、上にあるとその下の部品が全部ダメになりますので、ポンプは出来るだけ下に置きたかったんです。まぁそれでもファンの真上ですから水が飛び散ってしまうでしょうが。。。

ケースの実物合わせで配管を決めて行きます。今回はリザーバーが一番高い場所にあります。ホースに余裕をもたせたので、給水の際はリザーバーを前にずらせば簡単に給水口が見えます。

今日はここまで。マザーボードの水枕用のチューブがまだ届いていないので入荷待ちです。
水冷5号計画 その9

取り敢えず完成です。写真は電源ユニットが入っていませんが水路は通っています。
水路は現物合わせて当初の予定より変えています。リザーバー(5インチベイ)→ポンプ→CPU→第1ラジエター(天面)→チップセット→VGA→第2ラジエター(底面)→リザーバーと言う流れになりました。
当初はケースの前面にラジエターをつける予定で、ケースの紹介にも設置可能とかいてあったのですが、実際にはそれをやると3.5インチベイを殆ど犠牲にする必要がありました。また天面にもラジエターをつけられますと書いてありましたが、240サイズより大きいものをつけた場合は5インチベイを1つ潰さないとダメ。なかなかうまく行きません。
そこであれやこれやとやってみて天面と底面にそれぞれ240サイズをつける形になりました。それでも3.5インチベイを3つ外しましたがね。。。
機器明細
ケース Thermaltake Core V71
マザー MSI Z97 XPOWER AC
CPU i7-4790K(Devil’s Canyon 4.00GHz) LGA1150
VGA GIGABYTE Geforce GTX970 GV-N970G1 GAMING-4GD
水冷関連
CPUクーラー EK-Supremacy MX
VGAクーラー EK-FC970 GTA WF3
ラジエター1 black ice pro2(水冷2号から流用)
ラジエター2 Black Ice GT Xtreme240(水冷3号から流用)
ポンプ Laing DDC-3.15 RTPMC(水冷3号から流用。Watercool DDC-Case LTでフィッティングをG1/4に変更)
リザーバー Bitspower 525 Bay Reservior(水冷3号より流用)
とまぁ色々問題もありましたが組み立ては完了です。後はOSやソフトのインストール作業になります。
。。。だが実はここで終わりではなかったのです。
水冷6号計画 その1
水冷5号は完成しましたが、実は大きな問題が起こっていました

マザーボードにはCPUをセットするソケットがあります。
ソケットの方は針になっていて、CPUの底は端子がずらっと並んでいます。ソケットにCPUを置き、バネで上から押し付けて固定するわけです。
水冷5号を組む時にそのセットがズレていたらしく、CPUを外してみると針が数か所曲がっていました。これではこのマザーは死んでいるも同然です。
こう言う場合、自分が壊したと見なされ、初期不良交換は無効。メーカーに修理に出した場合約2万円前後の修理費がかかります。
ひとしきり泣いた後、縫い針、毛抜き、ルーペを用意して手術。折れていたのではなく曲がっていたのですから、CPU側に合う様に戻せればいい。
かなり苦労しましたが、運良く復帰しました。
ですがこれで終わりではなかった。

一度は正常に動作したわけですが、ここからが問題。BIOSのアップデートをしようと、マニュアル通りにUSBメモリを使ってBIOSを書き換え。。。。無反応です。ただ、このマザーボードにはBIOSが2つあって、1と2を切り替えて動作可能。ですからBIOSを2に切り替えて。。。無反応。
ここから考えた。これはしょうがない。泣く泣くマザーをもう1つ購入して、その間に壊れたマザーを修理に出し、復活したらそれを使って水冷4号を水冷6号にしよう。ダメなら水冷4号を継続し、6号用の部品はオークションで売る。
こうして不本意ながら水冷5号と同時に水冷6号計画も動き出したのです。
時系列で書くと
・水冷5号組み立て開始
・マザーが動かない事が発覚
・サポートに連絡すると、初期不良に当たらないとの返答
・(BIOS書換え作業までは正常に動いていたわけですから)MSIのBIOS更新サービスに連絡。送料+3,000円で修復してくれるとの事
・マザーボード、CPUをもう1枚購入。水冷5号組み立て再開
・BIOS修復サービスに送付
・水冷5号完成
・BIOS修復サービスより、CPUは問題なく認識したが、BIOSチップ2つの内1つが修復不能との連絡。だがもう片方が生きているので、1つの運用なら可能とのこと。
・オークションで中古CPU水枕落札
・BIOS修復サービスよりマザー返送。着払いだがBIOS修復失敗扱いとなり、送料のみの負担
・オークションで落札した水枕到着
・水冷6号組み立て開始
水冷6号計画 その2
水冷4号はケース、電源は大型筐体にしてあるので買い替えの必要はない。6号はメインマシンではないのでグラボも要らない。取り敢えずは4号のグラボをそのまま載せ替え。メモリや水冷関連も同じ。そうすると必要なのはCPUとCPUを水冷にする水枕。
メインではないのでCPUのランクは5号よりぐっと落として安物に。水枕はオークションで入手。CPUもオークションで。。。とも思いましたが、中古のCPUは何されているかわかりませんからパス。

水冷5号と同じマザーなので作業はほぼ同じ。グラボが変わっていないので水路もほぼ同じですし。
こちらはサブPCとして運用
ケース CORSAIR CC800DW
マザー MSI Z97 XPOWER AC
CPU Core i5-4690K(Devil’s Canyon 3.50GHz) LGA1150
メモリ 4GB×4枚(水冷4号から流用)
VGA SAPPHIRE HD5770 1G GDDR5 PCIE DUAL DVI-I/HDMI/DP 2枚(水冷4号から流用)
水冷関連(水冷4号から流用)
CPU水枕 EK-Supreme HF(オークションで中古を入手)
VGA水枕 EK-FC5770
ポンプ Laing DDC-3.2 TPMP
ラジエター Black Ice SR1 360
リザーバー Bitspower 525 bay reservior
水路はリザーバー→CPU→VGA→チップセット→ラジエター→リザーバーの順
水冷5号、6号完成

デスク周りの配線を徹底的に見直して完成。足元でごちゃごちゃしていたケーブルの大部分をディスプレイの裏側に移動して隠しています。
水冷5号がメインですから24インチディスプレイを2つ上下に並べてあります。カーテンの裏の窓は常に閉じた状態(西向きだし、南にも窓があるから問題ない)で、そこに突っ張り棒を2本つけてディスプレイを吊っています。
水冷6号は27インチディスプレイを縦置きに配置。隣に古い19インチディスプレイを。これらはディスプレイアームで固定しています。縦置きなのでググったりする際に見やすい。また19インチの方は防犯カメラの映像を表示する様にしました。
パソコン本体はこの机の背後にあるクローゼットに設置し、そこからディスプレイケーブルとUSBを延ばしています。その上水冷ですから動いていても殆ど音が聞こえません。
また今度のマザーボードはBluetoothが内蔵されているので、キーボードもアダプターなしで繋がります。すごく快適になりました。
結局2台で結構な投資をしてしまいましたが、ため息が出る程快適になったのでよしとしましょう。