2続・バイク免許を取ってみよう

セカンドシーズン(限定解除)開始

バイク免許を取って約5年。満を持して(?)セカンドシーズンの開幕です。

 現在持っているのが普通二輪小型AT限定免許。(まぁ自動車の免許もありますが)これは小型(排気量125CC以下であること)とAT(クラッチ操作のないオートマ車であること)の2つの限定条件がついています。これらを外す審査を受ける講習となります。全部で8時間。全て教習所内で行います。

 さて初日は教習所への入校手続き。免許と印鑑と金をもって13時に受付へ。申込書類を書いて呼ばれるまで待ちます。今日は高齢者の講習会があって、乗れないと言う話だけは聞きました。残念。

 で、呼ばれたのは拙を含めて5人。女3男2の構成。合宿免許が3二輪が2かな。
 まず名前やらなにやら書かされて視力検査へ。これがモタツイてやがる。
「視力検査をしますので、ここを覗いて空いている向きを言って下さい」
バカ女1「えー今メガネ持って来てないんですぅ」
バカ女2「空いているってなんですか」
見た目ニート男「右?下?左?やっぱ上」
二輪豚女「ブヒーぶひー」

あんた方には自動車の免許を取って欲しくない。。。。

 で、この後適性検査や学科の授業の説明があるんですが、審査だけの拙にはその辺りは不要なのでこれで終わり。予約のとり方を聞いて全部で30分弱でした。
 と 以上が入校日の土曜日のお話。日曜は教習所が休み、月曜には用事があるので火曜日から講習開始ですね。

1時間目 バイクのデカさに驚く

さていよいよ教習開始です。土曜に入校して、月曜は時間が取れなかったので火曜日の会社帰りです。10月中旬になると18時はもう夜。暗かった

 話はズレますが、大学生の夏休みを避けて、比較的空いている時期が10月と言う事なのでこの時期にしたわけ。それでも同じ考え持ってる人がそれなりにいるので教習が取れないんですね。

 持参するのは愛用のヘルメットとグローブ。上着は制服からジャンパーに着替えます。プロテクターも持っていますがそれは借ります。ヘルメットとグローブも借りられますが、これらは使い慣れた自分の物があるなら絶対持ち込んだ方がいいです。借りた場合はヘルメットはスクリーンのないジェットヘルメットに使い捨ての袋(?)を被った上で付ける事になり、グローブは何の変哲もない軍手です。

 まず400CCのバイクを前にして説明を受けます。まぁ小型(KSR110)に乗っているので、基本的には同じ。違う所は勿論クラッチレバーがある事ともう一つセンタースタンドがある事。車体が重いのでバランス崩すと支えるのは無理ってのがよくわかった。ちなみにKSR110は約100キロ、教習車は200キロと2倍あります。

 センタースタンドのかけ方も一発でクリア。拙自身の体重が重い(71キロ)のでスタンドに乗っかれば勝手に起き上がります(笑)。コツとしては、車体をまっすぐにする事。

 次に引き起こし。倒した状態のバイクを起こす動きを教えて貰います。腰を傷めない様に足で。。。即起きました。なんか楽勝やった。後から知った事ですが、バイクが右に倒れた場合はサイドスタンドを予め立ててからバイクを起こすべし。まぁ起こしてそのまま乗るって手もあるけど。

 さて次はセンタースタンドをかけた状態でバイクに乗り、ギアチェンジをやってみます。愛車はギアが下からN、1、2、3、4ですがこれが特殊。一般的には1、N、2、3、4です。これがまたニュートラルに入れるのが何度やっても上手くいかなかった。
 1速の状態から2速に上げる際に、軽く「ちょっと」上げるとニュートラルに入るんですが、どうやっても2に入ってしまう。代わりに、2速の状態から軽く「ちょっと」下げるとニュートラルに入るので、そっちでやりました。ニュートラルに入れる必要があるのは最後だけ。。。ですよね。何とかなるか。

 さて次は。。。色んなサイトの経験談を読むと、まずタンデムで乗って教官の運転を見せて貰うって話が。。。

「では乗ってみて」

はい乗ります。え エンジンかけるんですか?はいはい

「じゃついてきて」

え 今さっき初めて半クラでギアチェンジしたばかりですよ?(笑)

「発進して3速まで上げて停車。止まる前にクラッチ切って1速に落として停車」

 おいおいだから小型ATからの審査とは言え、いきなりギアチェンジが出来る事が前提ですか?(笑)
 しかし!! 大抵の場合初めての人はエンストするが、KSRで速度とチェンジの感覚を掴んでいる拙は止まらない(笑)
 車もバイクも理屈は同じなんですが、

・足のブレーキかけて止まった状態でクラッチを切って1速に入れる
・アクセルを少し開けて回転数を上げる
・クラッチを少しずつ戻し、半クラ状態にする
・ブレーキを離し、アクセルをもう少し開けて動き出したらクラッチを完全に繋ぐ
・1速で加速して限界が来たら、アクセルをもどしてクラッチを切る
・惰性で走っている間にギアを2速に上げる
・クラッチを戻す。その時速度が遅すぎるとエンストし、早すぎるとエンジンブレーキがかかる

 大体こんな感じです。慣れるとアクセル戻す/クラッチ切る/ギアを2速に上げる/クラッチ戻す を「一瞬で」やってしまえる様になります。

 そして走ってみる。スタートして3速まで上げて、カーブを曲がったら停車。その際に必ず1速まで落として止まる を繰り返す。なんか、クラッチ操作なしにギアチェンジ出来ていた気がする。多分速度と回転数が合ったからだと思う。

 流石に左カーブの際に道路真ん中に膨らんでしまうけど、指摘されたのはその位で、コースを教官の後ろをついてグルグル回って初日終了。なんか行けそうな気がしてきた

「(バイク)乗ってました?」

 いや免許が小型ATやのに乗るわけないやん。。あ公道以外ならって事ね。

 この後3時間目が終わるまで、自分がKSRと言うセミオートのネイキッドバイクに乗っている事を説明する羽目になります(笑)。この田舎の教習所に限定解除に来るのもレアな生徒なのに、更に小型セミオートで右足でのブレーキをやってるのもレアなパターンですし。

2時間目 褒められていい気になる

んで二日目。会社を定時に出て、ダッシュで車に乗って教習所へ。するとギリギリ到着。。。したのは予約1時間前(笑)。間に合うと思っていなかったので予約してなかったんです。だから買ってあったパンとスマホでモグモグタイム。
 すると受付の人がやってきて、「だんとさん。乗ります?(予約ないけど)空いてるから乗れますよ」「是非」 やった今日は2時間連続で乗れる

 教習2時間目はギアチェンジをやるとの事。少し前を走る教官の後ろについて、教官と同じギアにして走る と言う課題です。1、2、3を上げたり下げたりまたランダムで止まったりただの減速だったり結構忙しいです。が、なぜかこれは楽勝。やはり愛車KSRに5年乗っているだけあって、チェンジ操作は(1から3速は)同じですから。それにクラッチレバーを挟めばいいくらいの気持ちでした。

 次にコーナリング。車用の広いS字やクランクを走ります。そこで姿勢や脇を締める事、下半身のニーグリップを教わり、「カーブの際に、ステップを踏みこむ様にすると小さく回れる」との事で、立った姿勢で足を交互に踏みつけてのスラロームをやりました。これって実際のスラロームにも通じる技やな。

 最後に一本橋を少しだけ。小型と同じ15メートルの橋ですが、普通二輪は2秒長い7秒以上が求められます。2時間目はタイムは気にせず、渡る事だけとの事でした。小型よりは遥かに安定するのでやりやすかったけど、それでもふらつきます。まぁ何回か渡りきって教習終了。

 「これだけ乗れていたら楽しいでしょ?」との評価を頂きました。つか。。。小型限定取って、KSRに乗っていなかったらここまで出来てないと思う。

番外編 限定解除で取る利点ってあるの?

バイクの限定解除の日記なんですが、以前に

「小型を取ってから普通に限定解除するのと、最初から普通二輪取るのとどっちがお得なの?」

 と言う話題に注目した事があります。コスト的には最初から普通二輪 に軍配が上がります。手間的な部分もそうです。例えば車の免許だけ持ってる人が普通二輪免許を取ろうとすると、教習は17時間です。これは車の方がオートマ限定であろうがなかろうが同じ。またその中にシミュレーターが全部で4時間と学科(危険予知)1時間を含みます。

 小型AT限定を取るに必要なのは8時間。しかしその中にはシミュレーターや学科(ビデオ鑑賞)も含まれるので、実際にバイクに乗るのは全部で4時間しかありません。
 そこから普通二輪MTに解除するのに更に8時間ですが、この8時間は全てバイクに乗ります。また一度免許を更新してから、限定解除になるので免許センターに1回余計に行かないとダメですし。卒検も2回受ける事になります(笑)

 と、条件や時間をまとめた上で、拙の個人的意見は
小型AT限定を取って、KSRで経験を積んでから限定解除
です。んで、残念な話なんですが、小型AT限定で乗れるスクーター以外のバイクの選択肢はほぼなく、KSR110(PROはクラッチ付きだからNG)か、Z125(国内で販売されているのはクラッチ付きのPROのみだから輸入するしかない)しかありません。カブもそうですが、カブはニーグリップしません。
 小型AT限定ならスラロームと坂道発進がなく、8時間なので一本橋さえクリアすれば簡単に取れます。その上でKSRに乗って、バイクの取り回しやギアチェンジに慣れた上でなら と言うアホみたいに条件がキツいですがw

番外編 バイクに乗るのが初めての女の子

さて2時間目が終わって、3時間目までに少し休憩があります。喉がカラカラだったのでお茶を飲んで息を整えます。

 今回は拙が教習所で会った、バイク免許に1から挑戦している女の子のお話。

 ここまで2時間一緒に乗った(教官は別)んですが、拙は限定解除なので時間が少なく、どんどん先の課題が始まってしまいます。2時間目が終了した時点でクラッチ操作とギアチェンジ操作の教習は終わっています。でも1からバイクに乗るって人はまず足でのギアチェンジ、左手でのクラッチと言う難題にぶち当たります。こっちの教官に聞いてみたら、その女性は車以外は自転車レベルだそうで、走りながらのギアチェンジにかなり苦労しているみたいでした。多分、車もオートマで取ったんじゃないかな。

拙の方はギアチェンジしてからクラッチ切ってるくらいやから他人の事は言えないかw

 1時間目はカーブで転倒したそうで、ホームに戻ってきてました。そしてその後で今度は止まらなくてクランクを突っ切ったみたい。どちらも怪我はなかった様ですが。。。

 でも気持ちは痛いほどわかる。パニックになるとアクセルふかしてクラッチ切って、結局パワーが伝わらないから減速してコケるんですよね。若しくは突っ切るか。

 拙が3時間目を走っている時、同じコースでずっと外周をゆっくり走っていました。怪我なく頑張って欲しいものです。人の事心配している場合かって?そだねー(笑)

3時間目 急制動そしてやはり鬼門は一本橋

さて2時間目に引き続いて3時間目です。こっちが本来の予約時間どす。

 この時間はまず急制動の練習(?)をしました。時速30キロ以上(本来は40キロ以上)でブレーキをかけ、タイヤをロックさせずに止まると言う課題ですが、まず後ろブレーキだけ、次に前ブレーキだけ、最後に両方と言う条件です。これが思っていたより難しくて、車体が重くなった(乗ってるブタも)分だけ止まりにくく、何回かタイヤを滑らせました。でもまあ多分大丈夫。
教習中は拙とバイクの女の子だけだったので信号などはガン無視だったんですが、その女の子が外周をゆっくり周っていたので、邪魔にならない様にするのが苦労したかな。

 次にいよいよ一本橋です。15メートルの橋を7秒以上で渡り切る課題。これが難しい。5秒で走り抜けるのは簡単ですが、あと2秒を稼ぐ為に途中で減速しなければならない。失敗成功半々と言った所でしょうか。でも小型(スクーター)の時よりは安定が段違いなので簡単ではあった。小型では禁止されたハンドル小刻み走法が有効。

 時間一杯走って、8秒が最高記録。こう一本橋は減点覚悟で行こうと心に決めた。。。頃には汗びっしょり。2時間連続で乗ると握力なくなるね。連続はやめよ?(笑)マジで。

明日の天気予報は晴れ。秋ってステキ。予約。。。埋まってるから1時間だけね。

4時間目 S字、クランク、スラローム 一体いくつやるの?

さて教習4時間目です。予約が結構埋まっていたので、今日は1時間しか取れませんでした。また今までと違って他の教習車が結構いて、自分を含めて車2台にバイク2台でした。まぁ私は余裕あるので大丈夫。

 まず、兎に角付いて来てくれと言われ、しばらく教官の後ろをついて走りました。んで1回だけ踏切での一時停止。ここが少しだけ坂道になっていて、軽い坂道発進になってるんですが、意外とすんなり行けました。
 その後もひたすらついていくと、車用のS字とクランクを通ります。何回か往復して、8の字をひたすら回ります。8の字の重なる場所でカーブの向きが入れ替わるので、右に傾けていた体勢をぐっと左に変える荷重移動を体験しました。割とすんなりコケもせず行けた。

 次にいよいよバイク用のS字とクランクに入ります。幅が狭くてコーンが立ててあり、これに触ったらダメなんですが。。。。。

 なんか簡単にすんなりクリアしました

 S字はさっきの8の字より簡単。2速で侵入してからはアクセルは触らず、ブレーキかける瞬間だけクラッチでエンストを防ぎます。減速すると鋭く曲がるのを利用してコースを調整しますが、S字だから曲がって曲がっての2回で終わり。

そのままクランクに。ここも幅が狭くてコーンが立ててあります。流石にS字の様なスピードや曲がり方ではダメなので、1速に落としてゆっくり侵入して最初思い切り曲がって立て直し、反対に曲がって。。。

 なんか簡単にすんなりクリアしました

 ニーグリップをしっかりして脇を締めると簡単でした。自分でもビックリ。S字はバイクを傾けて曲がりますがクランクは減速してハンドルでしっかり曲がります。

 数回同じ事を繰り返すと教官が寄って来て、「じゃぁスラローム行くから。また付いて来て」 いよいよです。小型の試験になかった課題の1つ。コーンの間を左右左右とすり抜けて、8秒以内で合格だそうです。コーンに当たったらそこで失格。

 教習は夕方ですので周りはもう暗く、照明だよりなんですがさほど明るくなく、コースがわからないまま教官についていくと、いきなりスラローム開始です。ここからなの??ええええ!!!とビックリしながら教官の動きをトレースして ひらりひらり

 なんか簡単にすんなりクリアしました

 はぁあ?って思うくらい簡単な課題でした。アクセルをこのタイミングでとかそんなのお構いなしに速度そのままで右、左、右とクリアした辺りでコーンに当たりそうになるので少しだけブレーキ効かせて鋭く曲がり、それで出口に逃げ込むイメージ。(拙のオリジナルなので真似厳禁)時間を測っていないんですが、教官から指摘されなかったので恐らくクリアしていたのでしょう。
 んでS字、クランク、スラロームを連続で回るのを数回。止まる事もなくヒュンヒュンと走ります。やってる間は必死でしたが終わってから思い返すと動かすのが楽しい。

 で、終了10分前に止められ、後は自由に練習と言われたので、一番苦手な一本橋を集中的にやりました。まだ3回に1回は落ちるなぁ。。。発進の時に加速しすぎてしまう。悪いクセだ

 これで4時間目が終了しました。バイクを押して倉庫に入れるのが重くて大変だ。教習でこれが一番キツかった気がする。

 まとめてみると、ここまでで一本橋、S字、クランク、スラロームをやりました。確か残りは急制動と坂道発進ですね。流石全部で8時間なだけあって忙しい。しかしいつまで法規無視の走行していいの?(笑)

5時間目 坂道発進と急制動 だが問題はそれじゃなかった

さて5時間目。関係ないけど、なぜか毎回教官が違う。あ そうか当番だから、こっちが同じ時間なら教官は違う人になるわけね。。。

 今日は坂道発進から。これは説明の必要はないと思いますが、半クラがポイントです。車の免許を取る際にも苦労した課題です。車の場合、左足のクラッチ、右足のアクセル、左手のサイドブレーキを使って発進しますが、バイクの場合左手のクラッチ、右手のアクセル、右足のブレーキ、左足は車体を支えて発進します。機械的な理屈は同じ。
 停止の状態からクラッチをゆっくり戻し、半クラになったらそのままをキープしてブレーキを離す。思っていたより難しい。何回かエンストしました。が、後ろに下がる事はなかった。バイクに慣れるしかない。ちなみに、教習車には番号が振られていて、その番号を指定していいそうです。だから常に同じバイクに乗れば、特性に慣れていくはずです。まぁ坂道発進も3回でクリア。エンストもしなくなりました。

 それが終わってからは、一通り課題は終わったので、試験のコースをひたすら走るそうなんですが。。。

「ちょっとまって。コースがわからないから(紙を見る)」

「えw それって一体。。。」

「いや、限定解除の人はコースが違うんですが、私も初めてで、このコース見るの初めてで」

「えw壁に貼ってあったのと違うんですか?」

「違います。あれは初めて乗る人のものなので。限定解除の方が難しくなっています」

「えええええええ」

 確かに、クランクへの入り方が難しくなっています。昨日までとは反対側から入るだけなんですが、左カーブの直後に左に入り、出口もすぐ左。これは。。。

 そこからコースを回るのですが、クランクで何度もコケた。昨日まですんなり通ったのに、入る前の状況が変わっただけで酷いものです。

 。。。と言った所で時間。これで5時間終わったので、次からどうなるか聞いてみたんですが、全ての課題を終わったので、後はコースを通して走る事と、信号やウインカー、車線変更などの法規を守った上での走行 だそうです。あと3時間でこの難易度の上がったコースを回れるのだろうか。。。

番外編 テストに挑む少年

会社が終わってからすぐに教習所に向かうと、5時10分からの教習にギリギリ間に合わないくらいなので、6時から予約しています。まぁ今日は5時から全部埋まっていたんですがね。
 てなわけで、結構待ち時間がありますのでお茶を持ってスマホいじってダラダラしています。基本的に私しかいません。

 が、今日は少年(?)がなにやら真剣に紙を見ています。大学生には見えない。高校生かな?車は18歳以上やからね。
 あの姿は学科の勉強しているんでしょうね。俺も車の時苦労しなぁなんて思っていたら、事務員がやって来て彼と何やら話しています。ヒマなんで聞き耳立てていると。。。どうやら試験問題を解いていたみたいです。成る程彼だけ補習させられてるのね。。。

「77点だね」

 。。。ん?確か教習所で出るのって仮免許の試験と本試験の模試だよね?。。免許の試験の点数って結構高得点でないとダメじゃなかったっけ。

 早速スマホで検索。仮免許は1問2点50問。本試験は1問1点100問。どちらも90点が合格ライン。平均合格率は7割程度だそうです。77点って事は奇数だから本試験だよね。

 70点台って事はかなり。。。老若男女入り混じった合格率7割の試験で高校生男子がそれだと。。。うん。頑張れ。

「今日の分のハンコは押さないからね?」

 教習所における「ハンコ」とはその時間をクリアした証。ハンコ下さい!の語源となっている(嘘)、教習生としては喉から手が出る程欲しいもの(笑)

 その一言言われた彼のやるせなさそーな顔が印象的でした

6時間目 卒検コース1

土曜日に6時間目。会社が休みなので何時でもいいんですが、前日夕方には既に殆ど埋まっていて、朝一番か夜最終かの2択やった。仕方がないので夜の1コマ。

 さて今日は他の教習車は全部路上に行くらしく、他に誰もいなくて貸し切りです。これは練習には絶好のコンディション。
 前日に違うバイクに乗って調子が悪かったと言う話をしたら、ならこれと言う事で17号車と書かれたバイクに乗ります。今まではミラーが丸型だったんですがこれは四角。なぜか行けそうです(なんで?)

 これまでの5時間の教習で課題の全て(一本橋、S字、クランク、スラローム、坂道発進、急制動)を終えているので、この後の教習は全て、一時停止やウインカー、車線変更、後方、左右確認と言った法規を守った上で卒検コースを走る教習だとの事。つまり卒検の予行演習です。全くもって限定解除は忙しい。全部で8時間しかないですからね。でも5時間で課題自体は終え、小型にはなかった坂道発進とスラロームをクリア出来る様になったのはよかったです。

 少し話は逸れますが、小型AT限定を取った時は全部で8時間ではありましたが、シミュレーターや学科(ビデオ鑑賞)もあったので、実際にバイクに乗るのは全部で4時間でした。しかも、小型AT限定の教習は8時間使っても終わらず、結局1時間補習(一本橋)を受けたと言う嫌な黒歴史あります(笑)

 さて昨日、卒検コースが違うと嫌な情報を叩きつけられ、失意の中自宅でコピーを見て兎に角1コースだけでもと必死に覚えました。その上で教官に、1コースだけに集中して覚えてきました!と申告。「なら1コースを回ります。後ろからついていくので、卒検と同じ様に発車から。途中でわからなくなったら止まって下さい」との事で、1コースを最初から最後まで都合3回走りました。3回ともコケたり、コースを間違えたりはしませんでした。クランクもイメージトレーニングが効いたらしくクリア。スラローム、S字、坂道発進も順調。この17号車が合うみたいです。ただ、一本橋だけ2回脱輪1回はタイム不足と燦々たるもの。もう一本橋はタイムを諦めて走り抜けます。

 1回走る毎に悪い点を指摘して貰いました。

・T字路直進の際に、道路をちらっと確認
・ウインカー出して3秒待って後方確認して車線変更
・一時停止から左折の際に膨らまないように1速のまま鋭角に鋭くクランクの様に曲がる
・急制動以外に1回ホームストレートを走るが、その際に1瞬でも40キロを出すこと

 ここで卒検1コース各ポイントの自己メモ
・出発。前ブレーキかけてサイドスタンドを起こし、跨って右足ブレーキ。ミラーを直す。クラッチ切ってキーを入れ、ニュートラルであることを確認してエンジンかける。前ブレーキかけて後方確認してから右足下ろして1速に入れる。右足戻してウインカー右。後方左右確認して出発
・S字。8の字カーブを使ってS字走行。一度も失敗した事がない。途中で左ウインカー出しておき、出たらすぐ右ウインカー
・S字を抜けたらすぐ坂道発進。もう慣れた。ミラーが四角の17号車なら余裕。下り坂は徐行後右折
・ホームストレートは40キロ出す。外周を1周してスラローム。得意ではないけど一度も失敗した事はない。カーブ3つは行けるがその後遅れ気味になるので減速して鋭く曲がる。抜けたらすぐ右折
・クランクは入り口が入りにくい。出口で何回かコケたのは減速しすぎてバランス崩したから。
・クランク抜けたらホームストレートに戻って急制動。止まる余裕はあるから兎に角40キロに加速する事。
・最後は一本橋。もう減点覚悟で走り抜ける

 日曜は教習所休み。月曜に7時間目を予約しましたが、卒検は土曜日しかありません(他の曜日もあるが、仕事やすまないとダメだから)。そこで8時間目は少し間を置いて、水曜か木曜くらいに取ろうと思います。

7時間目 波状路、急制動

さて残るは7と8時間目ですが、8時間目は見極めになりますので、合格しなかった場合を考えて月曜日に7時間目を取りました。

 この時間はまず波状路の体験だそうです。大型二輪の場合はこれも課題の一つですが、普通二輪は卒検にはなく、体験だけでいいそうな。

 連続したハシゴの様な障害を走り抜けます。まず普通に走ってみてグワングワンするのをやった後、膝を伸ばして腰を浮かせた走り方でクリアするのを教わって終わり。

 次に急制動を時速40キロで。他の教習車が3台いたのでタイミングが少なく、数回しか出来ませんでしたがグレーキングは問題ないそうです。ただ40キロギリギリなのでもう少しスピードが必要。

 もうその時点で時間終わりかけ。卒検2コースを1回だけ走って終わり。クランクでこけ、一本橋で脱輪と言う散々な結果。

 ここで卒検2コース各ポイントの自己メモ
・出発。前ブレーキかけてサイドスタンドを起こし、跨って右足ブレーキ。ミラーを直す。クラッチ切ってキーを入れ、ニュートラルであることを確認してエンジンかける。前ブレーキかけて後方確認してから右足下ろして1速に入れる。右足戻してウインカー右。後方左右確認して出発
・坂道発進。もう慣れた。ミラーが四角の17号車なら余裕。下り坂は徐行後右折
・ホームストレートは40キロ出す。外周を1周してスラローム。得意ではないけど一度も失敗した事はない。カーブ3つは行けるがその後遅れ気味になるので減速して鋭く曲がる。抜けたらすぐ右折
・クランクは入り口が入りにくい。出口で何回かコケたのは減速しすぎてバランス崩したから。
・クランク抜けたらすぐS字。S字は一度も失敗した事がない。途中で左ウインカー出しておく
・ホームストレートに戻って急制動。止まる余裕はあるから兎に角40キロに加速する事。
・最後は一本橋。もう減点覚悟で走り抜ける

 次はいよいよ教習最後の8時間目ですが、先にも書きましたが見極めになるそうです。卒検コース1と2を走って評価を下される。見極めに通って初めて卒検を受験出来ます。

 卒検は仕事を休まない限り土曜日の朝しか時間がありません。8時間目を火曜日に取ると3日間あいてしまうので火曜日を意図的にスルーして水曜日に8時間目を取ろうと思います。

 なぜか理由は知りませんが、8時間目を受ける時に今持っている免許証が必要だそうです。なんで?(笑)

インターミッション 一本橋と波状路の共通点

今日は教習を意図的に取っていないいわゆる休暇。偶然ですが凄い雨が降っています。もし教習取っていたら、カッパ着込んでバイクに乗る羽目になっていました。

 さて、残るは8時間目の見極めと卒検だけです。兎に角、2つのコースを覚える事から。渡されたコース図面は通常より難易度が高いそうですが、ポイントを書き出すと

1コース:一時停止>踏切>S字(8の字)>坂道発進>ホームストレート>踏切>狭路>スラローム>踏切>クランク>一時停止>急制動>一本橋>ゴール

2コース:一時停止>踏切>坂道発進>ホームストレート>踏切>狭路>スラローム>踏切>クランク>S字>急制動>一本橋>ゴール

・大きく違うのはS字を最初に行くか、クランクの次に行くかだけ。坂道発進>スラローム>クランクに行くルートは同じだし、急制動>一本橋>ゴール も実は同じ。当然曲がる向きも同じ。だからS字の順番と場所だけ違うんだとわかってしまえば覚えるのも楽。

 するとライン取りも共通の部分が結構ある。イメージランニングで車線変更を頭に叩き込みます。

 問題は一本橋について。発進してから上に乗る際にふらついてしまう癖がある。衝撃に耐えきれていないのかも。また一本橋の前に余裕がなく、真っ直ぐつけにくいと言う悪条件です。
 でだ。7時間目に受けた波状路について思い出してみた。障害に乗り上げた時に安定しないから、膝を立てて乗って腕と足のクッションで体のバランスを。。。って事は、これって一本橋に乗る時にも通じる事なんじゃないか??
 見極めの時には(見てわからないくらい)腰を浮かせて乗る! これをやってみよう。

8時間目 運命の見極め そして事件が

さて1日あけての8時間目です。30分程残業してしまった為、時間。。。の余裕はあります。1時間の待ち時間が30分になっただけ(笑)

 8時間目は見極め。卒検コースを最初から最後まで走って評価を受けると言うこれまでの総括と言った所。コースは2つとも頭に入っています。インターミッションで検討した通り、共通点が多いと言う事に気付けば簡単でした。

 まずは1コース。通しで走って。。。最後の一本橋で脱輪。腰浮かす戦法に重大な欠点あり。一本橋に乗るまでの時間が短すぎて、足をステップに戻したらすぐ段差。腰を浮かすのが間に合わない。

 そして1コースの評価。
・左カーブで膨らんだ箇所が1つ
・踏切を渡り切るまで、ギアチェンジしてはいけない(1速で走る)。これ初めて知った(笑)
・急制動の前にセンターラインを踏んだ
・一本橋で落ちた

 何も言われませんでしたが当然失格。まぁ気にせず2コース。

一本橋を含めてノーミス

 よし。その後2コースの評価

・坂道発進の前に左折>右折になるが、左の次すぐ右だから、センターラインに寄せるのが正解。
・急制動の時にスピードが出すぎていた。確かに45キロ出ていたが、範囲内に止まれているし、タイヤも滑っていないので検定上問題はない。

 これで見極め合格。ですが問題はこの後。

 時間があるのでもう1回走る>1コースを選択>

一本橋が渡れない

 もうこれはカルマの様な物。その後一本橋だけ特訓しましたが結局渡れませんでした。

 時間が来たのでそのまま終了。ですがさらに問題はこの後。

 バイクを片付ける作業中に、バランスを崩しかけたバイクを支えている時に

右手首を思いっきり捻った

 教官にバレてはいないようでしたが、痛い。でもこの作業をする事はもうないと前向きに考える。

 そしてやっと見極めが合格である事が告げられました。失敗はしているが、2コースを全部回りきっていますから。

 今日が水曜日。卒検は土曜日(他の曜日でもありますが、時間的に土曜以外の選択肢はない)ですので2日間あります。その間に手首を治す。

 帰りに受付に行って卒検の予約を取る。朝8時にコースが発表されるらしい。また免許証と印鑑を持って来いとの事。

 「君は一本橋さえクリア出来たら合格出来る」 5年前も同じ事言われた。。。

卒検1回目 予想的中

卒検は週に何回かあるそうですが、拙の場合は仕事を休むか、土曜日の朝に受けるかの2択しかありません。

 8時間目を受けたのが水曜でしたので2日間開けての登校です。朝8時にコース発表と聞いていたので受付に行くと、1コースと掲示してありました。実際に乗るのは9時前からとの事でしたので、少し時間があります。正直、コースは覚えていたのですが気持ちを落ち着ける為にコースを歩きました。乗るのはダメですが歩くのは問題ないそうです。いつも18時から教習受けているので夜ばかりでしたが検定は朝。条件が全く違い、S字の入り口がわかりにくかった。

 受付に戻ると事前説明。今日の二輪検定は拙だけだった様です。その後外周を1周だけ走り、いよいよです。 開始の合図の後、手順通りに出発。。。ですが燦々たるもの。ウインカー消し忘れ。気づいて消してももう遅い。

 それだけなら何とかなったかもしれない。S字、坂道発進、スラローム、クランク、急制動 と完璧にこなして行き、最後の一本橋。道路の右脇に道路と垂直に橋がありますので、右折して橋に真っ直ぐつけなければならないが、これが出来ない。橋の手前で止まったのはいいものの、どう見ても斜めに走るしかない。無理です。そのまま橋の途中落ち、更に転倒。バイクを起こしてそのまま終了(中止)。

 防具を外して受付にも行かず、そのまま帰宅。

 小型限定の時と全く同じ流れですが、通る気がしなくなりました。小型は小回りが効くので一本橋の前の右折に余裕がありますが、普通二輪だと難しく、かと言って中央線に寄っていないと減点。

 再度検定を受けるには1時間の補習を受けなければなりません。11月になると仕事が忙しくなるので30日か31日。取ったとしても次の土曜日は祝日。手詰まりです。

9時間目 補習 初めての知識、技術

さて土曜日に卒検に落ち、ひとしきり落ち込んでから再挑戦です。
 卒検に落ちた場合は1時間の補習を受けてからの再審査となります。拙の場合土曜日にしか時間が取れないのですが、次の土曜日は祝日と重なっています。そこで月曜日に電話確認。火曜日の補習を予約し、日程を確認。。。すると、祝日でも審査はやるそうです。2回目卒検は次の土曜日で決定。

 さて火曜日の仕事終わりにスーパーで買い物をしてから教習所へ。大抵誰もいないのですが、今日は4人もいます。学ランの学生が2人と。。。。

何故か全力でダンスしている女2名

 。。。一体何してるんでしょうか。ここは車の運転を習う場所であって、ダンス教室ではないんですけど。。。世の中わからないことだらけです。

 触らぬ神に祟りなし。知らないフリして時間が来るまで耐え、逃げる様にバイク用ガレージへ。

 さて今日は補習との事で、やって来たのが。。。。

なんか道を極めたかの様な親分チックな教官

 反射的に足を揃え、背筋を伸ばして腰で会釈「お願いします!!」この辺は社会人生活が活きています。

「はいではまず1コース走ってみて」 凄く蛋白です

 1コースは最初踏切での一旦停止があります。そこで止まると。。。

「ここまで2速で来た?3速の方が安定しない?」

初めて聞きました(笑)確かにその通りです。速度が出た方が安定するのはバイクの常識。

 そのまま最初の関門S字をクリアすると。。。

「S字も一気に3速で抜けた方が安定するよ?2速でゆっくり行くからふらつくんやで」

初めて聞きました(笑)確かにその通りです。でも怖いから嫌だ(笑)今まで培ってきた方法を全否定しないで(笑)

 坂道発進の後スラロームです。

「スラロームは時間制限あるの知ってる?」
「はい。8秒以内ですよね」
「ここも2速じゃなくて3速で。頭を動かさずに腰を蛇の様に」

初めて聞きました(笑)確かにその通りです。スラロームは最初の教習で「ついてこい」と言われてついて行って以来、技術面について何も説明受けてませんよ?(笑)

 次がクランク。流石にクランクは。。。

「3速(以下略)」

 とは言われませんでした。「わしは3速でいてまうけど、流石に2速の人もいる」 うん。今そこ1速で行ったけどね。

 次が急制動。これは特にコメントはなかった。間違ってなかったらしい。

 最後に一本橋。やはり脱輪です。

 「じゃ次2コース行ってみて」

 言われた通り、3速まで出すようにしてクリアしていきますが、やはり各障害は2速でないと怖いから2速で行きます。最後の一本橋は脱輪はしなかったけど走り抜けた感じ。

 そこからは一本橋の特訓。卒検に落ちてから今までの間に練っていた作戦を実行。

・一本橋の前に兎に角真っ直ぐつける。これが出来るかどうかでほぼ決まる。直前に右90度バイクを曲げるわけだが、カーブを始める目印をつける。
・止まったら左足を出来るだけ前につき、発進してから左足を出来るだけ遅く上げる。これで発進時にふらつきが抑えられる
・乗るまで加速する。要は発進直後のふらつきが問題なのだから、急発進して安定させてしまってからブレーキ。

 みっちり回数重ねて、成功率が格段に上がった。中でも、左足を出来るだけ遅く上げる が効いています。ほぼ脱輪がなくなった段階で親分が時間を測っていたんですが、6秒台だった様です。審査では7秒以上であり、6秒台だと5点減点です。でも5点くらい一向に構いません。自分としては合格。

 と言った所で時間となりました。いいも悪いも評価されず、「じゃぁ卒検の予約取っておいてね?」と言われて終わり。ダイジョブなんだろうか。。。

卒検2回目 緊張の極み

さて2回目の卒検(正確には審査)です。今回は朝から晴天。

 1週間前と比べるとなぜか気分が落ち着いています。多分、補習で一本橋に自信がついたからでしょう。朝8時に受付に行くと、今回は2コースと掲示されていました。後半に障害が集中しているコースですが、その分前半は余裕があります。

 少し時間があるのでコースに出て2コースを歩き、頭に叩き込んで行きます。指示器出して後方確認して車線変更。。。この辺りを間違えない様に。更に指示器をオフにするのも忘れない事。
 そして今回は一本橋の入り口を入念にチェック。一本橋は道路の右端に道路と直角にあります。つまり90度右折して、道路から出るまでにバイクを真っ直ぐに出来るか。いかに右折を鋭角に曲がれるかが問題。道路のどの位置で曲がればいいかの目印を頭に叩き込みます。センターラインの切れ目が丁度の位置だ。

 そして呼ばれて事前説明。今回は二輪が拙1人。トラックの修検が1人、車の卒検が1人。二輪が先で、検定中は車はいません。

「では防具つけて待機して下さい」

 ここから状況が一変。物凄い緊張が襲ってきます。手が震えています。確かに少し寒かったと言うのはありますが、嫌な予感。。。

 バイクは既に発進位置にありましたが、検定前に1周だけ練習走行が認められています。「では外周を1周だけ走って、ここに戻って来て」よし。この1周を大事に使います。ギアチェンジを繰り返したり、1速で低速運転したり、踏切で軽い坂道発進の練習したりします。

 いよいよスタートです。手を上げて合図してから乗車。勿論左右確認とかミラー合わせたりとかの儀式をこなします。時間制限はないので、兎に角落ち着いて順番通りこなす事。
 2コースはまずいくつかのカーブ、踏切の一時停止、交差点。。。偶然赤信号です。落ち着く時間が取れます。曲がったら坂道発進。問題なくクリア。今乗っている17号車に決めてから1度も坂道発進をミスしたことはありません。

 ホームストレートに戻って40キロ出し、外周を周って次はスラロームです。時間制限(8秒以内)がありますが、気にせず2速で抜けますが、もう少し速くても行けたかも。接触しない事だけ注意しました。

 次はクランク。そしてすぐS字。クランクは1速で事前に決めたライン取りで抜け、S字は2速で。よし行ける。抜けた所でまた赤信号です。いいねぇ赤信号。気持ちを次に切り替える時間が取れます。

 ここからは1コースと同じですが次は急制動。センターラインを踏まない様にさえ注意すれば拙は余裕クリア。止まってから発進するまでに色々やることありますが、時間制限あるわけではないので1つ1つこなします。

 さて最後の関門一本橋です。右折なのでセンターに車線変更ですが、気付かれないくらい微妙に左を走り、1速に落として目印の所でブレーキかけて一気に曲がり、止まります。 やった!橋に対して真っ直ぐで、少し距離も空いています。これは最高のコンディション。左足を1歩前に移動。深呼吸して息を吐きながら発車。左足を出来るだけ遅く上げつつ一気に加速して乗り上げ、その後ブレーキ。。。をかけたんですがヤバイ!コケる!と思ったのでブレーキをやめてそのまま走り抜けました。確実に時間が短すぎますが構いません。

 そして最初の位置へ。落ち着いて降りる際の儀式をこなして手を上げて終了。
「では防具外して来て下さい」震えが襲って来て大変です。もう終わったと言うのに。。。

 んで小型の時にもあった評価についての説明。スラロームは8秒03、一本橋は5秒後半だったらしいのでそれぞれ減点されます。いや減点だけなら一向に構いません。承知の上での試験ですもんね。それ以外は指摘事項はありませんでした。

 「じゃぁちょっと待っていて」いや合格などうかを言われていないんですが、待っていろという事は合格ですかね(笑)

 二輪の検定が終わったら車の検定開始みたいなので、ロビーに居た面々が出掛けて行きます。頑張ってねと心の中で余裕を見せ(笑)しばらく誰も居ない待合所で座って待っていると合格ランプ点灯。やりました。点数は70点との事。スラロームと一本橋で15点引かれていますから、他の何かで15点引かれてますね。

 後は手続きの説明と、補習1回と卒検1回の分の追加料金を支払って終わり。貰った書類を持って免許センターに行けば完了です。

 この様に、普通二輪卒検は最後まで走り抜ければ何とかなります。但し、減点のポイントを全部減点されると流石に点数が足りなくなるので、正確には「苦手ポイントが何箇所かあっても」大丈夫と言う意味。

例えば、拙が喰らった減点が

・スラロームタイムオーバー 5点マイナス
・一本橋タイム不足 10点マイナス

と他の何かで15点マイナスですが、もし

・安全確認(左右確認、後方確認)を怠った 10点マイナス
・坂道発進で30センチ以上逆行 10点マイナス
・クランク、スラローム、S字でパイロンに接触 20点マイナス

 こんなミスをやってしまっていたら、70点未満になってしまい、たとえ完走しても失格になります。

逆に、こんなミスをしていてもそれが30点以内なら合格は出来るのです。

 後は方向指示器を出すタイミング、後方確認して車線変更と言った流れを頭に叩き込む事。そんな事で減点されたのでは余裕がなくなりますから。ギアチェンジとかブレーキとかは体が覚えます。つか教習所行く前から知ってました(笑)。
 しかし限定解除の場合は時間が短いので、このバイクの機械的な操作に慣れる為に時間を使ってしまうと教習が忙しいかも知れません。見極めに落ちるなんて事も。

 いやはや大変でした。でもまぁ合格したのは間違いない。これでやっと皮が剥けました。でも金銭的には余分に払ってしまいました。その上、原付から普通二輪に乗り換えると保険とか車検とかの経費が悩みの種ですが、乗れるバイクの選択肢が一気に増えたのは間違いないですね。。。さて色々悩む事します。先に免許センターに行って手続きですけど。

エピローグ 限定解除はレアで早い

運転免許を新たに取ったり、二輪免許を追加したりする場合は期限切れの更新と違って運転免許センターに出向く必要がありますが、限定解除も同様です。

 仕方がないので会社を休んで行ってきました。自宅から高速使っても1時間以上かかる上、受付が13時から15分間の間に窓口に出頭しないとダメなのでその点は不便です。

 遅れる事だけは嫌だったので、11時に出発し、高速降りてから(ナビ使っているのに)少し迷って12時30分に到着。入り口から入って、案内板を眺め、2階へ。窓口を探すのに苦労しましたが、限定解除はここって書いてある窓口発見。当然閉まっていますし、人っ子一人いません。2階のここは免許を持っている人が別免許を追加したりする、いわゆる筆記試験が免除されている人の窓口らしい。

 椅子で待っていると、13時少し前に係員らしき人が「免許追加の方、限定解除の方こちらで申請書を記入して下さ?い」と案内を。言われるまま教習所で貰った書類(申請書、技能試験合格証明書)を提出。印紙を教習所で貼ってあったので、今日の日付を書くだけでよかったです。

 「ではこの後、免許更新の方の説明をしますが、貴方は限定解除なので講習等は必要ありませんので、その方々とは別です。30分程度で終わりますのでここでお待ち下さい」

 なるほど。免許追加の場合は筆記試験はいらないが、視力検査と講習会は必要。限定解除の場合は更にそれすら不要と言うわけです。

 その後13時を回ると、6つある窓口が。。。結局閉まったままでした(笑)。拙以外にこの窓口に来た7名が集められて説明受けているのを座って聞いていました。新しい免許が発行されるまで2時間30分くらいかかるそうです。つまり、今日筆記試験を受ける人が試験終わるまで待たされるわけですね。

 13時30分頃、たった一人になってしまった拙の名前が呼ばれ、免許を受け取って手続き完了。

 免許の表には限定事項が書かれています。眼鏡は書いての通り視力が悪いので矯正していないとダメ。
 中型車は中型車(8t)に限るってのは平成19年6月に車の区分が変わった事で増えたもので、積載量5t未満、車両総重量8t未満の中型車までは運転出来ると言うもの。
 んで普通二輪は小型二輪のAT車に限るって書いてあるのを消しに来たんですが、手続きの際にこれが消されるわけではなく、

 免許証の裏側に追記されての処理となります。次回の免許更新の際にこの裏書きと表の限定事項が消えます。ですから、限定解除の手続きをしたからと言って、有効期限が更新されるわけではありません。この点に注意ですね。
 ただ、限定解除と免許更新を同時に手続きする事も可能です。まぁその場合は彼らと一緒に2時間30分待たされる事になってましたけどね。。。

 1階に降りると物凄い混雑しています。免許更新に来た人たちが視力検査の順番待ちをしていました。免許センターで更新するとその日の内に新しい免許証になりますからねぇ。警察署でやると1月くらい待たされる上、休み取ってもう一度来るか、手数料払って郵送交付にするかですから。

 裏書き状態ですがこれで限定解除が完了。普通二輪(400CC以下)に乗れます。まぁ原付の廃車、自賠責の解約、バイク免許の新規契約。。。と勿論バイク購入等がありますがまぁそれはまたいずれ。

免許取得後の「限定解除」の感想

小型AT限定免許を普通MTに条件解除して約3ヶ月。バイク免許を限定解除で取る人は少ないらしいので、自分の経験を書き残して置こうと思います。

 まぁ車は車で免許取って普通に毎日使っているんですが、それとは別に乗ってきたバイクについて。

 ホンダDIO

 学生時代は車やバイクを使う事を親に禁止されていました。しかし就職して流石に自転車通勤が厳しくなったと感じていた矢先、学生時代の友人から譲り受けたのがこのスクーター。かなり古いですがw
 50CCなので免許は自動車の免許で乗れます。但し制限速度30キロ。日常の足として十分ですがいわゆる「バイク」とは別と思った方がいいです。
 引っ越しの際に手放しました。

 スズキ アドレス125

 DIOを手放してから20年弱。車だけの生活でしたがいよいよ(?)小型AT限定免許取得に向けて教習所に通ったわけですが、そこでの教習車がこのアドレス125。実際に乗ったのは数時間です。
 50CCスクーターより少しだけ大きいですが、パワーが全然違います。制限速度も車と同じですからね。でもスクーターなので座ってるだけなのがネック。
 教習は普通二輪と同じ条件のコースなので、車体が小さい分S字とかクランクは有利です。ただ、一本橋は安定しないのでここだけが難関。

 

 カワサキ KSR110

 小型AT限定免許を取り、我が愛車となったバイク。自動遠心クラッチを採用しているのでギアチェンジは自分でやりますがクラッチ(レバー)がないのでAT扱いのバイクです。
 クラッチレバーがない事を除けば通常のMTバイクと同じ操作をします。スクーターは右手、左手のレバーが両方ともブレーキですがKSRの後ろブレーキは右足にあり、限定解除の練習にはもってこいのバイク。

 ホンダ CB400SF

 言わずと知れた普通二輪MT教習車。これに乗ってないバイカーはいない(笑)。
 一番最初に感じるのは「デカい」「重い」です。これを克服しないと免許は貰えない。詳しくはこれより前のコラムをご参照頂くとして、限定解除と通常の教習との違いは
・時間が少ない
・AT教習がない
・コースは同じなので小型より狭く感じる
・シミュレーター、学科がない
・卒検のコースが違う
こんな感じ。

 カワサキ ninja250

 そして普通二輪免許を得たわけで、400CCまでのバイクに乗れますが車検が必要になると言う理由で250CCを購入。KSR110と制限速度は同じですが所詮原付。同じ速さで走っているのに余力が全然違います。

 限定解除で普通二輪を取るメリットはKSRに乗るかどうかだと思います。スクーターでは操作が全く違うので。
 アドレス125で免許取って、KSRで公道走りながら右足ブレーキ左足ギアチェンジと車と同じ速度を体に慣らす。慣れていたからCB400SFに最初に乗ってからしばらくは簡単でした。まぁそのくらいの差でしかありませんけど。

 限定解除は全部で8時間しかありませんから、スクーター経験のみだとキツイかも知れません。ですから最初からMT教習を18時間(シミュレーターと学科を含む)やって、ギアチェンジや右足ブレーキの間隔をみっちりやった方が全然いいです。個人的感想ですが。