
引き違い戸にスマートロックを付ける

うちはいわゆる日本家屋に多い引き違い戸になっています。これをスマートロックにしようと考えたのはあまりにも手持ちの鍵の数が多いから。これをスマホに統合出来たら便利ですよね。
ですが引き違い戸は構造上電子化が難しく、後付も結構な値段がしますし、大きな穴を開ける必要があります。
今回は扉に大きな穴を開ける事なく、スマートロック化するアイデアを施工してみます。
ただ、扉にネジ穴を2つと柱にねじ釘を6箇所は開けました。これは最低限必要です。
・中央召合せ錠は常に開いている状態にします
・普段開ける方の戸当り錠は内側からのみ使用
・普段開けない方の戸当り錠は付け替えます
内鍵サムターンを付ける

拙のアイデアでは引き違い戸ではなく、柱の方にサムターン(回転)式の内鍵を付けます。
Copeflap ドアロック 回転 内鍵 回転式 ドア 鍵 室内 かぎ 後付け 施錠 扉 侵入防止 防犯 ロック (2個セッ…
台座にしているのは100均で買って来た木材です。扉の方にはホームセンターで買って来たL字金具をタッピングネジで固定してストッパーにしています。
ポイントはスマートロックに合わせて位置を調整する事。スマートロックの幅が6cmなので、その半分の3cmと扉につけたストッパーの高さ2cmの合計5cmを扉から離した位置にサムターンの中心が来る様に固定する事。
スマートロックを付ける

使用したのはQrio Lock2です。
*後にsesameに付け替えました
サムターンをリモートで回転させて鍵を操作する理屈。これを使って内鍵を操作する様にしました。また両面テープではなくネジ止め固定して脱落防止。
更にACアダプターと降圧アダプターを使ってコンセントから給電する様に改造しました。使用していた電池の電圧2個直列で6.4Vでした。
降圧アダプターを使うのが面倒な場合、出力が6Vで2AのACアダプターを使えば必要ありません。(1Aでは不足です。必ず2Aを使う)
これだと線を切って乾電池の代わりに繋ぐだけ。プラスとマイナスは間違えない様にね。
扉の方ではなく壁の方にスマートロックを付ける事の利点として
・本体が動かないので安定する(脱落しにくい)
・大きい本体が邪魔になりにくい
・コンセントから給電出来る様にした事で電池切れの心配がない。(停電の際は予備電池で駆動する)
欠点もあります
・穴を開けるので賃貸では出来ない
更に、最大の問題として
・スマホを忘れると扉を開ける方法がなくなってしまう
この問題をクリアする為に、引違い戸の反対側を非常口にします
非常口を付ける

鍵を忘れてしまって締め出される問題の解決法は、非常口を用意しておく事。
これは引違い戸ならでわの解決法ですがスマートロック化した側と反対側を暗証番号ロックにしておいて、鍵がなくても入れる様にしておきます。普段は非常口側は使いません。

この鍵の欠点は壁との間に隙間が必要な点と、ストッパーを壁にネジ固定する必要がある点。うちの場合はその隙間が足りなかったので扉のネジ固定部分を少し削りました。
サムターン内鍵、暗証番号ロック、スマートロックの3つが主に必要な費用となります。(ドリルやインパクトドライバー等の工具も必要)